
この画像は、「おうし座FS(FS Tau)」と呼ばれる星系をジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がNIRCam(近赤外線カメラ)でとらえたものです。高密度のガスと塵から誕生した生まれたばかりの星が数多く輝いています。おうし座FSの原始星は、誕生から約100万〜300万年しかたっていません。太陽のような恒星は中心部の核融合反応によって輝いていますが、おうし座FSの原始星では核融合反応はまだ始まっていません。
中央やや左で明るく輝くおうし座FS星Aは原始星の連星で、質量は太陽の半分ほどです。中央やや右にあるオレンジ色をしたFS星Bは、赤色(水素分子)とオレンジ色(PAH[多環芳香族炭化水素]というすす状の分子)のアウトフローの流出元と考えられています。
背景には遠方にある銀河が数多く映り込んでいます。前景の塵が多い領域の向こうにある銀河は赤っぽく、塵が少ない領域の向こうにある銀河は黄色っぽく見えています。
ハッブル宇宙望遠鏡の画像との比較

こちらはウェッブ望遠鏡の赤外線画像(左)とハッブル宇宙望遠鏡の可視光画像を並べたものです。ハッブル望遠鏡の画像では厚い塵に覆われて暗い領域が、ウェッブ望遠鏡の画像では明るく見えています。ハッブル望遠鏡の画像については、以前アストロピクスで紹介したことがあります。→「ハッブル望遠鏡がとらえたガスと塵の雲の中で成長する若い星系」
画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)などのウェブページで2026年7月2日に公開されました。
(参考)
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Image Credit: NASA, ESA, CSA, STScI; Image Processing: Alyssa Pagan (STScI)
(参照)NASA、ESA/Hubble

