ポルトガルのメディア『Sport TV』は、ポルトガル代表がクロアチア代表を2-1で下し、北中米ワールドカップ(W杯)ラウンド16進出を決めた一戦が「勝利以上の意味を持つ特別な夜になった」と伝えた。
後半開始直後に先制を許したポルトガルは、68分にクリスティアーノ・ロナウドのPKで追いつくと、90+4分にラファエウ・レオンのクロスをゴンサロ・ラモスが頭で押し込み逆転。その後、終了間際にクロアチアがネットを揺らしたものの、VARの介入によって得点は認められず、2-1で激闘を制した。
試合後、ロナウドは昨年7月3日に交通事故で急逝した元ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ氏が代表で背負っていた「21」のユニホームに袖を通し、天を指差した。その後はチームメイトとともにユニホームを掲げ、亡き仲間へ思いを捧げた。
ロナウドは『Sport TV』のインタビューで、「本当に特別な瞬間だった。人生の巡り合わせには驚かされる。ただ勝っただけではなく、その勝ち方も含めて、我々にとって非常に大きな意味があった。彼が常に我々と共にいると信じているからこそ、この勝利で最高の形の敬意を示したかった」と振り返った。
また、ロベルト・マルティネス監督も、「ディオゴは我々の太陽であり、光だ。彼のためにもワールドカップで優勝したい」と語り、チーム全体がジョッタ氏への思いを胸に戦っていると強調した。
なお、英公共放送局『BBC』によれば、試合前の国歌斉唱ではトロント・スタジアムの大型ビジョンにジョッタ氏の映像が映し出され、スタンドを埋めたサポーターから大きな拍手と歓声が送られたという。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】天国に捧げられたジョッタの背番号「21」のユニホーム【記事】サムライブルー最年少21歳が…試合直後、先輩を守り抜いた“振る舞い”に脚光「咄嗟にできる行動じゃない」「すごく印象に残るシーンだった」【W杯】
【記事】「才能や組織力の差ではない」トルシエ元監督がズバリ指摘、日本代表に“足りなかったもの”「『最後の一歩』を浮き彫りにした、誇り高き敗退」【W杯】

