
「まったく簡単じゃなかった」失点関与のブラジル代表DFが日本戦を回想。HTの名将アンチェロッティの指示を明かす「後半、2分で逆転できると分かった」
ブラジル代表DFのダニーロは、北中米ワールドカップのラウンド32で、日本に先制を許すきっかけをつくった。だが、後半に向けて切り替えたと明かしている。
終了間際の決勝点で2-1と逆転勝利した6月29日の一戦で、ブラジルはビハインドを背負った。前半、ダニーロが中盤でパスを佐野海舟に奪われ、そのままカウンターから被弾。王国は1点を追う展開でハーフタイムに突入した。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』のインタビューで、前半終了後にどうリセットしたか問われ、ダニーロは「考える時間はなかった」と振り返っている。
「僕は間違えた。責任を負った。そして前進した。ほかのみんなと同じでね。最も大事なのは、リジリエンスだ。パスミスで失点し、ばらばらになってもおかしくない。でも、僕らは違う。そうして僕らは逆転した」
カルロ・アンチェロッティ監督からは「冷静に保つように言われた」という。
「彼は常に素晴らしい落ち着きを与えてくれる。ほとんど唯一無二だ。ロッカールームで戦術的な変更を言われ、落ち着くように繰り返していた」
ダニーロは「ピッチに戻って2分」で、「逆転できる」と分かったという。「屈するわけにはいかなかった。日本のゴールで僕らが気をくじかれてもおかしくなかったけど、まとまりを欠くことはなかった」と、後半の挽回劇を誇った。
「こういう試合で、自分のミスによりハーフタイムで0-1とビハインドを背負っていれば、敗退への恐れは常にある。その恐れこそが、より慎重に、より注意深くさせてくれる。それによって僕らがまひすることはなかった。それが大事だ。僕らは集中を保った」
日本がブラジルを脅かしたことは確かだ。ダニーロは「力を試されるような相手と考えられるか」と聞かれると、「まったくもってそのとおりだ。ハイレベルな試金石だった」と答えている。
「彼らはオランダやスウェーデンと引き分けていたし、カタール大会ではドイツとスペインを倒している。速くてスピードがあり、組織的で秩序のあるチームだ。ラウンド16進出はまったく簡単じゃなかった。違いとなったのは僕らのリジリエンスだ。バランスを保った。とても満足している」
「日本に逆転勝利できたことは、次に向けてさらなる自信となった。歩みは終わっていない」
ダニーロとブラジルに、日本は確かな印象を残した。だからこそ、王国は逆転勝利を誇っている。そしてその先に目指すのは、6度目の戴冠だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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