
「それは少々コミカルな光景だった」豪州とPK戦、直前にエジプトはなぜ“エムバペのPK”を見たのか。欧州メディアが報道「この作戦は奏功したようだ」【W杯】
北中米ワールドカップで現地7月3日に、ラウンド32でオーストラリア代表とエジプト代表が対戦。1-1で迎えたPK戦をエジプトが4-2で制した。
この一戦で、エジプト側のある行動が注目されている。オランダメディア『Voetbal International』が「なぜエジプト代表はPK戦直前にエムバペのPKを見ていたのか」と題した記事を掲載。「それは少々コミカルな光景だった」と伝えている。
「一体なぜ、PK戦という大きな緊張の中で、エムバペのPKを見る必要があるのだろうか。モハメド・サラーとその仲間たちがボールの蹴り方を知らないわけではない。この行動は、その少し前に行なわれたオーストラリアの采配と関係があった」
記事では、エムバペがポーズを決めている様子を映すパソコンの写真が添えられている。「選手たちは1人のコーチの周りに集まった。コーチはノートパソコンで、キリアン・エムバペがゴールを決めて喜びを爆発させる動画を選手たちに見せた」という。
オーストラリアは、119分にGKを交代していた。
「オーストラリアのトニー・ポポビッチ監督は、ルイス・ファン・ハールをよく研究しており、PK戦の直前にGKを交代させることを決断した。パトリック・ビーチに代わって、元AZ所属で、PKのスペシャリストとして定評のあるマシュー・ライアンが投入された」
ライアンは現在、ラ・リーガのレバンテに所属している。同メディアは次のように見解を記す。
「エジプトの監督は、単に楽しいエムバペのコンピレーション動画を流したわけではなかった。それはレバンテ戦でのエムバペのPKだったのである。その試合でゴールを守っていたのが、マシュー・ライアンだった。つまり、エジプトの選手たちは、おそらくPKキッカーのエムバペよりもGKの方を注視していたのだ」
そして先述した通り、ベスト16に進出したのはエジプトだ。
「いずれにせよ、この作戦は奏功したようだった。ポポビッチ監督の交代策は効果をもたらさず、エジプトの選手は全員がPKを成功させた。一方、オーストラリアはハリー・サウターとルーカス・ハーリントンが失敗し、それによってオーストラリアの敗退が決まった」
記事は「もしかしたら、我々はエムバペに0.5アシストを記録することができるかもしれない」と締めくくった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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