
「韓国は醜態、日本は不運。それ以外はゼロ」アジア勢惨敗にW杯不出場のイタリア大手紙記者が苦言「9枠を続けたらスキャンダルだ」【W杯】
出場権を得られなかっただけに、思うところがあるのかもしれない。
ワールドカップは今回の北中米大会から出場国が48チームに拡大した。その是非は以前から議論の的となっている。3大会連続で出場できていないイタリアの大手紙『Gazzetta dello Sport』の記者は、ベスト16が出そろったタイミングで、出場枠に改めて疑問を投げかけた。
ヨーロッパは最多の16チームが北中米大会に出場した。だが、前回大会からの増枠は「3」。現在のサッカー界の中心となっている欧州だけに、他の大陸と比べて増枠が少なすぎるとの不満の声は当初からあった。最終的にプレーオフで予選敗退となったイタリアはなおさらだ。
さらに、アジアの9チーム中7チームがグループステージ敗退、残る2チームもラウンド32で姿を消したとあり、記者は改めて出場枠を見直すべきと主張した。その一案として、大陸間プレーオフを増やすべきと訴えている。
記者は「彼らは巨大となったワールドカップの出場国の均衡を大きく変えた。欧州以外の全大陸に恩恵があったが、力関係は同じままで変わっていない」と報じた。
「2030年大会について正式に決める前に、すぐに話し合うほうが良いはずだ。足跡を残すことなく舞台から消えたアジアの9枠を続けたらスキャンダルだろう」
「多額の投資、外国人監督、頻繁な本大会開催、元来のモデルを改善できる文化で、彼らは欧州・南米の覇権と競うはずだった。だが、実際は存在していない。韓国は醜態をさらし、日本はブラジルとの対戦で不運だった。それ以外はゼロ。オーストラリアも同様だ。スポーツ政治の理由だけでアジアに入っているが、守ってダッシュのマッチョなチーム以上となることができていない」
そのうえで、記者は「何かしよう」と提案している。
「例えば、もっと大陸間プレーオフを増やして実力で決めるのだ。大陸ではなくピッチが、ふさわしいのは誰かを決めるだろう。これはワールドカップであって、見本市ではないのだ」
間口が広がったことの功績はある。カーボベルデの躍進は多くの人にワールドカップの価値を思い起こさせた。だが、誰もが満足する仕組みはない。競争の激しさから涙をのむ国が出るのはやむを得ず、その是正を求める者もいる。
北中米大会を受け、FIFAは今後に向けてどう決断していくのか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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