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「家」判定の理由は、あまりにも “コムギー”【家そば放浪記】第303束:北海道「スーパーアークス」で買った、新得物産『北海道十勝 新得そば』319円(1人前107円)

「家」判定の理由は、あまりにも “コムギー”【家そば放浪記】第303束:北海道「スーパーアークス」で買った、新得物産『北海道十勝 新得そば』319円(1人前107円)

北海道が誇るメーカー、新得物産の強さったらない。

これまでの登場は5回。そのすべてが「竹(外そば)」以上という驚異的な成績である。

具体的に言えば、竹(外そば)4本に、殿堂入りが1本。

野球に例えるなら5打数ホームラン4本+満塁サヨナラ場外ホームラン1本。ハッキリ言って、バケモノだ。

そんな新得物産の干しそばが、北海道・函館のスーパーアークスに売っていた。

【ショート動画】実食のワンシーン

価格は319円。内容量250gと中途半端だが、あえて1人前80gに設定し3人前入りと仮定するなら、1人前は107円。

新得物産としては、これまで食べてきた中で最も安い価格帯だ。

パッケージも、どこか質素というか、これまでとは違う雰囲気。

例えるなら、何も改造していない新車。フルノーマル。メーカー純正。

「これがウチの基本形です」

そう言われているような、デフォルト感がある一束なのである。

果たして、どんな味なのだろう。今回の打席は──?

いざプレイボール!

まずは大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かす。

5〜6分ゆでる。

冷水(氷水)で洗い、キリッと締めたら……

はい、完成。

そして、そのお味は──

おいしい。

さすが新得物産、と言いたくなる味である。

……なのだが。

「コムギー」なのである。

また新しい言葉を作ってしまった。

コムギー。

非常においしい。おいしいのだが、そばというより小麦を強く感じる。

そばの風味よりも、小麦の存在感が前に出てくる。

それこそが、コムギーなのである。

では、「家そば」か「外そば」か。

新得物産にしては珍しく、「家」だ。

太さもちょうどいい。硬さもちょうどいい。食感もちょうどいい。完成度は高い。

なのに、終始コムギー。

食感もまた小麦由来というか、「キリッ」というより「クニュ」。そこが実に家庭的なのである。

新得物産のそばで初めての「家」判定。

もちろん悪い意味ではない。

だが、「プロ仕様の製品ばかり作ってきたメーカーが、一般家庭向けに親しみやすい価格帯の商品を出した」そんな印象を受けた。

いわば、新得物産のスタンダードモデル。あるいはエントリーモデル。

だからこそ、このメーカーの実力の幅広さを感じさせる一束でもあった。

執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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