『Road to G1 CLIMAX』東京・後楽園ホール(2026年7月6日)
IWGPジュニアヘビー級選手権試合 ○YOHvsフランシスコ・アキラ×
YOHが本人曰く“99%"だったというアキラを返り討ちにして、IWGPジュニア王座初防衛に成功。ベルトを手にして「俺と一緒にずっとしびれようぜ」と意味深に言い放った。
YOHは『BEST OF THE SUPER Jr.』初制覇の勢いのままに6・14大阪城ホール大会でDOUKIを破って、IWGPジュニア王座初戴冠を果たした。
試合後、SHO、藤田晃生、マスター・ワト、そしてアキラが挑戦表明すると、YOHは「YOHゲーム」と題した次期挑戦者決定戦を提案。6・23後楽園大会では4人による4WAYマッチが行われたが、アキラがワトを沈めて挑戦権を獲得すると、YOHをベルトで殴りつけて「俺がお前の全てを奪い、夢をぶっ潰す」と宣言した。
アキラにとっては昨年の3・6大田区大会で当時王者だったエル・デスペラードに挑んで以来、1年4ヵ月ぶり2度目の挑戦に。YOHはアキラの「100%」を要求してきたが、その発言を逆手に取ったアキラが前哨戦でベルトを強奪し、お笑い芸人のアキラ100%のお盆を使った芸をベルトで再現して挑発。しかし、この日の試合前VTRでYOHがアキラ100%との共演が実現すると、師匠TAJIRIを思わせるロングタイツを着てリングに上がったアキラの前でもお盆芸を披露した。
序盤から互いのプランチャがセコンドに誤爆するなど荒れた展開に。場外戦になると、アキラは実際に凶器としてお盆を投入。それでYOHを殴りつけると、リング下からテーブルまで持ち出した。場外に設置したテーブルへのパワーボムは不発に終わるも、その後もアキラペースが続き、YOHの右腕を攻めつつ、逆水平で胸板を赤く腫らす。
流れを変えたいYOHは奇策に出た。アキラをパラダイスロックに固めると、そこに座ってグレート-O-カーンを真似た玉座をしつこく披露。これにはセコンドのオーカーンも激怒する。アキラの大技ラッシュを受けても引かず、ボディスラム式牛殺し、アナコンダバイス、ファルコンアロー、アイルビーバックからのトラースキックと多彩な技でやり返す。
一進一退の攻防が続いたが、アキラが場外に設置されたままのテーブルにパワーボムを決めて先に動いた。テーブルがへし折れ、YOHは背中から流血。リングアウト寸前に滑り込んでも、アキラはそこにライオンサルトを投下し、パワーボム、スピードファイヤーと一気呵成にたたみかける。
足にしがみついて必死の抵抗を見せるYOHは「100%」をここでも求めて挑発。ブチ切れたアキラのスキを突いてドラゴンスープレックスで引っこ抜くと、ラリアットをカウンターで振り抜く。しかし、DIRECT DRIVEにはつなげられず、アキラのグラウンドタランチュラに捕まって再び大ピンチに。丸め込んで九死に一生を得るも、ショートレンジのファイヤーボール、正調ファイヤーボールに連続被弾。それでもYOHは肩を上げた。
続くアキラ必殺のCrown Fallを間一髪で防ぎ、師匠譲りのバズソーキックも回避したYOHは、起死回生のレインメーカー式ジャンピングニーをズバリ。アナコンダバイスで絡みつく。強引に浴びせ倒して絞めに絞めると、アキラが逆に押さえ込んでも、キックアウトした勢いで立ち上がり、DIRECT DRIVEがさく裂。熱戦に終止符を打った。
アキラを返り討ちにしてYOHが初防衛に成功。「YOH」コールを受けると、マイクを持ち、「おい、アキラ。今日のてめえは99%だ。次は100%で来い」とアキラにメッセージを送る。そして、「こいつと一緒にどこまで行こうか? もう決めてるんで。(ベルトに対して)君もそうだろ。俺と一緒にずっとしびれようぜ」と意味深に言い放ち、大会を締めくくった。
「しびれようぜ」と言えば、元パートナーであり、今は怨敵のSHOがよく口にしていた言葉だが、YOHはノーコメントで消えていったため、その真意はわからないまま。今後もYOHは好きなように自分が思い描くチャンピオンロードを進んでいく。
【アキラの話】「100パーセントの俺をもってしても、アイツを倒すのには足りなかった。何者かになろうとしたが、俺は“アキラ100%"ではない。俺は“フランシスコ・アキラ"だ。イタリア人として初めてIWGPジュニアヘビー級王者になる男だ! 今日はその日ではないが、いつか必ず。その時もまだYOHが王者で挑戦できたらいいな。その時は200パーセントの俺でテーブルにぶつけて勝ってやる。1つ言いたいことがある。今晩、ジュニア級が正しい扱いを受けた。コーラクエンのメインイベントだ。GLOBALではなく、俺たちがメイン。ジュニア級が最高なんだからな。そして俺がこの階級を、新時代を背負うのも時間の問題だ。今は帰るよ、コーラクエン。少し休まないとな。クソ、“ヘンタイ"に負けた」
※YOHはノーコメント

