
「一線を越えた」「強い不快感を表明する」UEFAがFIFAを痛烈批判。バロガン出場停止保留の決定は「理解不能で正当化できない」【W杯】
欧州サッカー連盟(UEFA)は7月6日、開催国アメリカ代表FWフォラリン・バロガンの出場停止処分が保留となった件について声明を発表し、国際サッカー連盟(FIFA)の決定を厳しく批判した。
現地5日、FIFAは、北中米ワールドカップ・ラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で退場処分を受けたバロガンの「1試合の自動出場停止」の執行に1年間の猶予期間を設けると発表。これにより、現地6日にシアトル・スタジアムで開催されるラウンド16のベルギー戦への出場が可能となっていた。
これを受けてUEFAは、「フォラリン・バロガンに関する決定についての声明」を公表。「昨日、フォラリン・バロガンへのレッドカードに伴う『1試合の自動出場停止』の適用を1年間の猶予期間を設けて一時停止するという決定は、一線を越えたものである」と切り出し、「レッドカードによる最低1試合の自動出場停止は、裁量による選択肢ではなく、その適用に権限のある機関の決定を必要としない。これは規則に明記された原則であり、例外を認めることはできない。ましてや、他の複数の選手が同様の状況にあり、通常通り出場停止処分を履行してきた大会の真っ最中である以上、なおさらだ」と強く主張した。
さらに、「ルールを守るべき立場にある者たちによってその確実性が保証されなくなると、試合の公正性が脅かされ、大会の信頼性が損なわれてしまう」と警鐘を鳴らし、「このような決定は進行中の大会において先例を作り出し、今後同様の状況が発生した際には同等の対応が求められることになり、大会にとって不利益となる」と指摘した。
そして最後は、「我々は、このような前例のない、理解不能かつ正当化できない決定に対し、強い不快感を表明する」と締めくくり、FIFAの異例の判断に対する強い反発を示している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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