
6月26日より新宿武蔵野館ほかで公開中の映画「死神バーバー」。桜井日奈子と日穏が主演を務める同映画から、13点のオフショットと撮影の裏側を収めたメイキング映像が解禁された。
■死神バーバーとは
本作の舞台は、死神が営む美容室「冥供愛富(メイクアップ)」。死神美容師たちは亡くなった人間にお色直しを施し、魂が冥土に送られる前に現世の残された家族や大切な人を1日だけ繋いで本当の意味で「最期の別れ」となるあいさつの手助けをする。
新米の死神美容師・サクマ(日穏)の”早とちり”によって、死までの数日間を「冥供愛富」で過ごすことになったヒロイン・佐伯美帆(桜井日奈子)。彼女は死神たちの仕事を手伝うなかでさまざまな死を迎えた人たちと出会い、別れを繰り返す。残された時間の中で自分の人生を見つめ直すヒューマン・ファンタジーだ。
SNSでは「ラストカットも秀逸な快作」「クスッと笑えるところもあればグッとくる場面が何度もあって目頭熱くなった」と絶賛の声を得て、「Filmarks初日満足度ランキング2位」を獲得した同作から、この度、キャスト陣の仲睦まじい13点のオフショットが一挙公開された。
■撮影中の空気感が見えてくるオフショット
公開された写真にはヒロイン・佐伯美帆役の桜井、死神サクマ役の日穏、先輩死神クロダ役の岡部大の3人が「冥供愛富」でポーズをとる賑やかなカット、一緒に撮影するシーンが多かった日穏と岡部がバーバーポールの前で仲良く笑顔を浮かべる姿、海を背景に桜井日奈子と日穏が共に独特な決めポーズでおどけている様子が捉えられている。
さらに美帆の恋人・将吾役の平井亜門が木漏れ日の下で佇む美しいカットや、コンカフェ嬢役の工藤遥と彼女に虜になる沼田賢治役の宇野祥平が日穏を交え、焼き肉店でのシーンの終わりに食事を楽しむショットも。
また上級死神として登場する山下敦弘、川上さわ、守屋文雄、森蔭晨之介といまおかしんじ監督らが一列になって“鎌”の死神ポーズを披露している様子など、撮影現場のあたたかな空気感がそのまま伝わってくる写真ばかりとなっている。
その他にも、荒井啓志、猪塚健太、佐久間祥朗、日高七海、光嶌なづなといったキャストたちのさまざまな表情が収められている。
■キャストとスタッフの信頼感が覗くメイキング映像
あわせて、桜井と日穏のクランクインを含むメイキング映像も公開。映像には、桜井、日穏、岡部のインタビューコメントも収録されている。
桜井はいまおか監督について、「監督は基本的に『OK!』と言ってくれる方なので、そのOKにみんなが背中を押されて、妥協せず撮影を進められた」と絶対的な信頼を打ち明けた。
死神役を好演したサクマは「一番最初に撮ったシーンからいまおか監督に『ちょっとポップな変な動きをしてみて』と言っていただいて、『あ!そっちなんだ!』と思い、楽しく演じられた」と話し、死神の独特な動きは現場で即興的に作られていったものであることを明かしている。
一方、先輩死神・クロダ役の岡部は、「ずっと明るく、楽しかった。ばっちり撮れたら『よっしゃー!』と声が上がる体育会系(な現場)でした。主にカメラマンさんと桜井さんが声を出していて部活をやっているようでした(笑)」と告白。桜井と撮影の達富航平をはじめとする同世代のスタッフたちが、撮影現場の士気を高く保っていた様子が伺えた。
また上級死神たちが集う居酒屋でのシーンでは、「身に着けている腕時計が多いほど死神界での階級が高い」という斬新な裏設定も発覚。両腕に6個の腕時計を付ける川上さわ演じるカネダが一番偉く、3個の森蔭晨之介演じるミキが一番後輩であるなど、劇中では説明されなかった緻密な設定が明かされる。
メイキング映像はクランクアップの日に撮影された、美帆とサクマが互いに向き合うシーンで締めくくられる。美帆とサクマの奇妙で愛おしい日々は、ベテランいまおか監督と撮影の達富をはじめとする若手スタッフとの“結束力”、そして気鋭のキャスト陣の“熱い想い”で紡ぎ出されたもの。現場にあふれる温かい雰囲気そのものが本作の優しい物語を作り上げたことを確信させる、深い余韻を残す映像となっている。

