現地7月6日(日本時間7日)、サッカー北中米ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント2回戦がシアトル・スタジアムで行なわれ、ベルギー代表は開催国アメリカ代表を4-1で下した。
この試合では、後半アディショナルタイムに4点目を決めたベルギーFWロメル・ルカクが、ゴール後にチームメイトとともに「ドナルド・トランプ・ダンス」を披露し、大きな話題となった。英スポーツメディア『HITC』が、その背景を報じている。
67分から途中出場したルカクは、後半アディショナルタイム3分にダメ押しゴールを奪取。得点後にはベルギー選手がコーナーフラッグ付近に集まり、「ドナルド・トランプ・ダンス」を披露した。同メディアは、このパフォーマンスについて「アメリカ大統領ドナルド・トランプを明確に意識したものだった」と伝えている。
このパフォーマンスの背景には、アメリカFWフォラリン・バロガンを巡る一連の騒動があった。同選手は決勝トーナメント1回戦のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で退場処分を受け、FIFA(国際サッカー連盟)の規定により、通常であれば最低1試合の出場停止処分となるはずだった。
しかし、トランプ大統領の介入を受け、FIFAは処分を「1年間猶予する」と決定。その結果、バロガンはベルギー戦への出場が認められ大きな議論を呼んだ。この判断を受けてベルギーの選手たちが同大統領を意識したパフォーマンスを披露したと報じている。
『HITC』は「試合前から多くのファンはアメリカに勝機は少ないと考えていたが、少なくとも接戦は期待されていた」と報道。その一方で、「結果的に、この決定はアメリカに何の利益ももたらさなかった。むしろベルギーをさらに集中させ、アメリカをW杯から敗退へ追い込む原動力になった」と伝え、物議を醸した判断がベルギー側のモチベーションを高めた可能性を指摘した。
試合結果だけでなく、ゴール後のパフォーマンスまで含めて大きな注目を集めた一戦となり、バロガンの処分を巡る議論は、大会後も引き続き話題となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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