バンカー越えの寄せは「打ち方」より「セットアップ」がカギ。堀奈津佳プロが教えるロブショットの構え方と、ライを見極める判断基準を解説します。
「打ち方」ではなく「セットアップ」が超重要

バンカー越えでピンが近いと、難易度は一気に上がります。ピンに寄せるためにはボールを高く上げて止めるロブショットが必要となりますが、とても大事なのは「ライの判断」と「セットアップ」です。
スタンスのラインはターゲットより左へ向けて、ヘッドを振り抜くスペースを作る。フェース面はターゲット方向にセットし、ボール位置は真ん中、もしくは少し左に置くと、ロフト角を増やしながらヘッドをボールの下へ入れやすくなります。

スイングはスタンスの向きにそって振るだけ。打球の高さはクラブのロフト角が作ってくれるので、特別な動きは必要ありません。ただし、もっとも意識しなければいけないのはスイング中に「ゆるまない」こと。
素振りのときにフィニッシュの位置を決め、そこに向かって一気に振り抜いていけば“ふんわりロブ”が打てます。

素振りであらかじめ振り幅を決め、フィニッシュの位置へ向かって一気に振り抜く。バックスイングとフォローの大きさはほぼ対称になるのが理想だ
ライ次第で「寄せる」から「乗せる」に設定変更

ロブショットはボールの下に隙間がないとかなり困難。その場合はケガの少ない基本のピッチ&ランで、ピン付近までキャリーさせるくらいの気持ちでOK。ピンに寄せることよりも、確実にバンカーを越えてグリーンに乗せることを優先する
目線を上げずにレベルを保つ

高い球を打とうとすると、目線や上体が早く起き上がりがちになる。インパクト前後でも顔の高さを変えずに目線をレベルに保つ意識をもつと、構えた位置にヘッドを戻して打てる
いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習をしてみてください。

レッスン=堀奈津佳
●ほり・なつか/1992年生まれ、徳島県出身。159cm。13年「アクサレディス」でツアー初優勝。同年「アース・モンダミンカップ」で2勝目をあげる。
25年にはゴルフブランド「Nut’s to you」を立ち上げるなど、競技以外の活動も話題に。サニクリーン所属。
構成=石川大祐
写真=相田克己
協力=日神グループ 平川CC
