
松たか子が主演を務める映画「ナギダイアリー」が9月25日(金)より公開される。公開に先駆け、本予告と場面写真が公開された。
■戯曲「東京ノート」から着想 人々との出会いをきっかけに過去と向き合う人間ドラマ
本作は、「淵に立つ」(2016年)、「LOVE LIFE」(2022年)などカンヌ、ヴェネチアをはじめ世界で高い評価を受ける深田晃司監督の最新作。劇作家・平田オリザ氏の「東京ノート」(1995年)に着想を得て、監督自ら9年の歳月をかけて、企画の立ち上げや脚本の執筆を手掛けた。
ある喪失を胸に、自然豊かな町「ナギ」でひとり創作を続ける彫刻家の寄子。ある日、東京と台湾で建築家として活躍する友梨(石橋静河)が彫刻のモデルを務めるため、数日間の休暇をとって寄子のもとを訪れる。若くして妻を亡くした寄子の幼なじみ・好浩(松山ケンイチ)、好浩の息子の春樹(川口和空)とその親友の圭太(藤原聖)…人々との出会いが穏やかな日常に小さな揺らぎをもたらし、それぞれが目を背けてきた過去と内面を浮かび上がらせていく。価値観を揺さぶる、緻密な人間ドラマとなっている。
松は、深田監督とは初のタッグとなる本作で、癒えない喪失を抱え、ひとり彫刻制作に没頭する寄子という複雑なキャラクターを演じた。
第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、ワールドプレミアでは約7分にわたるスタンディングオベーションが巻き起こった本作。海外メディアからも高い評価を集めており、すでにフランスや台湾など15を超える国や地域での公開が決定している。
■義理の“元姉妹”とナギの人々の生活を描いた本予告
公開された本予告では、自然豊かな町「ナギ」に生きる彫刻家の寄子がひとり黙々と木を削る姿、そして弟の元妻で、東京で暮らす建築家の友梨が、寄子のもとを訪れる場面から始まる。
義理の“元姉妹”である2人は、久しぶりの再会に笑顔で肩を寄せ、特別な信頼関係を見せる。一転し、崩れた彫刻のクローズアップが映し出され、友梨は「ナギ」に来た理由を「寄子さんにとても会いたかったのは、とても孤独に見えたから」と明かした。
寄子の彫刻のモデルを務める9日間。寄子の幼なじみで役場に勤める好浩、好浩の息子の春樹とその親友の圭太など、「ナギ」での様々な出会いのなかで、寄子と友梨は自分とも相手とも深く向き合い、変化していく。
映像には台湾のシンガーソングライター・鄭宜農(イーノ・チェン)が手掛けたエンディングテーマが挿入され、心が揺れ動いているような表情を見せる友梨と、真っ直ぐに前を見つめほほ笑む寄子の存在感の対比などが映し出されている。
■「ナギ」の世界を体感できる場面写真&本ビジュアル
解禁された場面写真は、好浩と友梨が「カメラ・オブスクラ」を覗き込むシーンや、彫刻の創作風景、思いを馳せたような表情の好浩や、春樹と圭太が自然の中にたたずむ姿などが収められている。
また、あわせて解禁された本ビジュアルは、寄子と友梨、好浩の3人が寄子の自宅の縁側に座る姿や、ナギの自然、彫刻など、フィルムで撮影された手触り感のある写真が配され、まるで「ナギ」で過ごした日々を写真で見返しているようなエモーショナルなビジュアルとなっている。


