冠番組でタレントのあのちゃんが「嫌いな芸能人」として鈴木紗理奈の名前を公言して以来、ひそかに火花を散らす不仲な芸能人がクローズアップされているが、実は芸能界には共演NGをささやかれる芸能人がいっぱい。今回は冠番組の多さでも競い合っていた芸人たちの不仲説だ。
お笑い界の"二大巨頭"として知られる、とんねるず(石橋貴明・木梨憲武)とダウンタウン(松本人志・浜田雅功)。結成から40年以上が経つ今も、両者はほとんど共演せず、長年にわたり「共演NG」「不仲」と囁かれてきた。
この噂の発端は1994年放送の音楽特番にまで遡る。決勝で隣り合ったとんねるずチームを前に、浜田が机やボタンを不機嫌そうに叩き続ける様子を見せていたことが伝説化し、両者の確執が業界内外に広まったと伝えられているのだ。
しかし2016年放送のフジテレビ『ダウンタウンなう』で、浜田がその逸話が誤解だったことを明かしている。
「実際の不機嫌の原因は、隣のスタッフがクイズの答えを露骨かつ下手な形で教えていたことへのイライラであり、とんねるずへの感情とは無関係だったというのです」(フジテレビ関係者)
「(当時は)言ったらあかんことかと思った」と浜田は釈明し、プロ意識ゆえに長年誤解を解かなかったことも吐露したのである。
東西の勢力争いが背景に 楽屋も廊下も"配慮"対象
つまり不仲説は誤解から生まれたものだが、背景にあったとされるのが東西の勢力争いだ。関西から東京進出を果たしたダウンタウンの所属事務所は「打倒とんねるず」を目標に掲げていたとも伝えられ、当時のお笑い界では"とんねるず派"と"ダウンタウン派"に分かれる空気があったという。
こうした業界事情も、両者の間に確執があるかのような印象を後押しした一因とみられている。
「また、噂が根強く残った背景には、周囲の"過剰な配慮"があったとの見方も強い。とんねるずの木梨から話を聞いたというヒロミによれば、当時のフジテレビでは『とんねるずのみなさんのおかげです』と『ごっつええ感じ』を同じバラエティー班でありながら別グループが製作しており、互いの起用タレントを使わないという慣習が共演NG説を後押しした可能性が高いという」(同)
実際、番組収録時には楽屋を離す、廊下ですれ違わせないなど、スタッフ側が神経質なまでに気を配っていたとの証言もある。
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いいとも最終回での共演
ただ、そうした噂が流れる中で本人たちは一貫して不仲説を否定してきた。松本と浜田は『ダウンタウンなう』で「共演していないだけ」と説明し、おぎやはぎ・矢作兼が石橋に直接不仲について尋ねた際も「全然仲悪くないんだよ」と即答したという。また、石橋と浜田が飛行機で偶然隣り合った際には、機内でも降りた後も普通に雑談を交わしていたとの目撃談も伝えられている。
ちなみに、2014年放送の『笑っていいとも!』グランドフィナーレでは、両者がついに共演を果たした。この際、爆笑問題の太田光が「このメンバーで仲よくできるわけないだろ!」と絶叫する一幕もあり、"因縁の共演"として大きな話題を呼んだ。
松本自身も事前に「とんねるずが来たらネットが荒れる」と発言していたことを明かしており、話題作りの側面があったことも本人の口から語られている。
それから10年以上が経った今も、両者が共演する機会は依然として少ない。周囲が生んだ"共演NGという空気"が今も独り歩きし続けている、というのが実情に近そうだ。
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