
「日本の選手たちは何を考えているのか…」王国のベテラン記者が日本代表戦士につけた注文「これはキリンカップじゃない。W杯なんだ」
日本代表は北中米ワールドカップのグループステージを1勝2分けの2位で通過したものの、ラウンド32で強豪ブラジルに1-2で敗れ、無念の敗退となった。
対戦したブラジルのリカルド・セティオン記者は、「日本は本当に素晴らしいチームだった。今大会を通じて最高のチームの一つだったと思う」と森保ジャパンを称賛したうえで、こんな注文をつけた。
「なぜ日本の選手たちは、日本の記者としか話さないんだ。これは本当に良くない。日本の選手たちは何を考えているのか、僕たちも知りたいんだ。ブラジルについてどう思ったのかとかね。これはキリンチャレンジカップじゃない。ワールドカップなんだ」
たしかに、海外記者の質問に答えない選手がいたのも事実だ。だが、欧州でプレーし、英語が堪能な選手も以前より格段に増え、受け答えをしている場面も多々見られた。
例えば、鎌田大地はオランダ戦の後に、日本の記者陣に対応した後、海外メディアの前でも話していたし、モンテレイでの事前合宿では、久保建英が得意のスペイン語で現地報道陣の人気者になっていた。スウェーデン戦の前日練習の後、灼熱のダラスで、スウェーデン人記者の前で足を止めた選手は一人や二人ではなかった。
また、ある選手はグループステージの試合後に、三笘薫と遠藤航の不在について聞かれ、答えをパスしていた。ゲームと直接関係のないデリケートな質問に、母国語でない言葉で答えるのをためらう気持ちもよく分かる。
ちなみにスペイン代表は、勝ったにもかかわらず、オーストリア戦でもポルトガル戦でもお立ち台の選手以外は、ミックスゾーンで誰も足を止めていなかった。他の国と比べても、日本の選手たちは真摯に取材対応してくれるほうだろう。
ブラジル戦に関しては、負けた後だったため、日本の選手たちはブラジルメディアの前で話す気にはなれなかったのだろう。王国のベテラン記者から見れば、物足りない部分があったのかもしれない。ただ、裏を返せば、日本人選手への関心がそれだけ高まっているとも言えるだろう。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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