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「なぜ町野修斗だったのか」今なお消えない疑問。ブラジル戦で伊東純也と交代させるのであれば…【W杯】

「なぜ町野修斗だったのか」今なお消えない疑問。ブラジル戦で伊東純也と交代させるのであれば…【W杯】


「なぜ、あの場面で町野修斗だったのか」

 今なお、ブラジル戦の交代策が頭から離れない。

 北中米ワールドカップで日本代表はラウンド32で敗退した。グループステージを3戦無敗で突破しながらも、決勝トーナメント1回戦でブラジルに1−2と逆転負け。あっけない幕切れだった。

 ブラジル戦で1−1に追いつかれたあと、日本は66分に堂安律と中村敬斗を下げ、菅原由勢と鈴木淳之介を投入した。この時点で、より守備を意識した戦いにシフトする狙いは明らかだった。後半に入ってサイド攻撃を強めてきたブラジルへの対策として、この交代は理解できる。

 しかし、78分に伊東純也に代えて町野を送り出した采配には驚かされた。体調不良もあってグループステージでは一度も起用されなかった選手を、勝負どころでピッチに送り込んだのである。

 町野が悪いと言っているわけではない。あそこで必要だったのは彼とは違うタイプのアタッカーだったのではないか、そう主張したいだけだ。

 具体的には、伊東と交代させるのであれば、独力で局面を打開できる鈴木唯人、あるいは塩貝健人という選択肢もあったはずだ。少なくとも私には、そちらのほうが試合の流れを変えられる可能性を感じた。では、なぜ森保監督は町野だったのか。その意図は最後まで見えてこなかった。
 
 カタール・ワールドカップのスペイン戦のような守備一辺倒の戦いを繰り返さないため、日本はこの3年半、ボール保持を軸としたスタイルを積み上げてきた。その歩みがあったからこそ、ブラジル相手にも真っ向から勝負を挑む姿を期待していた。しかし、ブラジル戦では、その積み重ねを自ら手放したようにも映った。

 もちろん、森保監督には町野を投入した明確な狙いがあったのだろう。ただ、その意図がピッチ上から伝わってくることはなかった。「なぜ、あの場面で町野修斗だったのか」。日本代表の北中米ワールドカップを振り返るたび、その疑問は今も消えない。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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