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「ガンプラとは無縁…」 4社共同の【新型合体ロボ】は、大人向けの「新常識」を築くのか?

「ガンプラとは無縁…」 4社共同の【新型合体ロボ】は、大人向けの「新常識」を築くのか?


TVアニメ『獣王武神ダンデヴァイン』メインビジュアル (C)グッドスマイルカンパニー・ライデンフィルム/DANDIVINE Project

【画像】「ロボは王道?」「キャラはひとクセありそう?」これがアニメファン注目の新作ロボットアニメ映像です(7枚)

『ダンデヴァイン』にファンが注目する理由とは?

 2026年10月からの放送開始が発表されているTVアニメ作品『獣王武神ダンデヴァイン』は、ロボットアニメファンを中心に大きな注目を集めています。なぜこの新作が話題になっているのでしょうか。

『ダンデヴァイン』はグッドスマイルカンパニー(以下、グッスマ)、アニプレックス、タカラトミー、東映の共同制作です。オリジナル合体ロボシリーズ「合体神シリーズ」の第1弾として企画されました。

 オモチャは、グッスマのホビーブランドであるメカスマが展開する「THE合体」と「MODEROID」、タカラトミーのハイエイジトイ部門であるT-SPARKが展開する「TOYRISE」から発売されます。

 発表されたデザインを見ると、主役ロボ「ダンデヴァイン」は王道的なフォルムの合体ロボといえるでしょう。長年、巨大ロボアニメを見てきた人には安心感のあるデザインですが、一方で「基本的すぎる」という意見もありました。

 これには制作側の思惑があります。少子化が進行していることを念頭に、専門性が高く設計が難しい合体ロボットの伝統を継承しようというものでした。確かに21世紀以降、ロボットアニメをリアルに描くことが主流となり、往年の合体変形ロボは勢いを失っています。

 たとえば『機動戦士ガンダム』シリーズは新作を制作し続け、立体物は新旧合わせて多く展開しています。ところが、それ以外のロボットアニメは新規の展開をすることはほとんどなく、懐かしの作品を現在の技術でリメイクするというパターンにとどまっています。

 現在、巨大ロボのオモチャは閉塞的になっているといえるかもしれません。アニメではなく特撮になりますが、「スーパー戦隊」シリーズが休止となったことも、近年の合体ロボの閉塞感が要因といえるでしょう。


合体ロボ「ダンデヴァイン」を全高約240mmで立体化した、「獣王武神ダンデヴァイン THE合体 DXダンデヴァイン プラスチック製塗装済み合体トイ ノンスケール」(グッドスマイルカンパニー)

ターゲットは「子供」だけではない?

 現在、発表された『ダンデヴァイン』のスタッフを見ていくと、狙っているターゲット層が必ずしも子供だけではないという点がうかがい知れるでしょう。

 シリーズ構成と脚本の井上敏樹さん、オープニングテーマは西川貴教さんという部分は、子供向けというよりもアニメファンに向けた布陣だと考えられます。また発表されたあらすじやPVなどからも、純粋な子供向けでなく高い年齢層に向けた作品だと推測できました。

 つまり、『ダンデヴァイン』は大人向けのロボットアニメを目指しているのかもしれません。それは商品のラインナップからもわかります。

 それでは「子供向けでないロボットアニメを模索する」ことの意味とは何でしょうか。

 それは、前述した少子化対策の一環として、すでにオモチャを定期的に購入するアダルト層向けのブランドの確立です。この層が購入するオモチャは、ほとんどが懐かしの作品の焼き直しでした。ここをターゲットに、新規ブランドとして「合体神シリーズ」を投入したというわけです。

 これには近年話題になった『SSSS.DYNAZENON』(2021年)や『勇気爆発バーンブレイバーン』(2024年)といった、往年の合体変形ロボでありながら、深夜番組としてアダルト層に人気だったことが成功体験として大きいのかもしれません。

 つまり「ロボットアニメは子供のもの」という既成概念を壊し、新常識となる「大人に向けたオモチャ路線」への挑戦というわけです。ここでポイントなのが、前述の作品ともに子供にも受け入れられる幅の広い作品ということでしょうか。

 こうした事情を踏まえ、グッスマ、アニプレックス、タカラトミー、東映といった「ガンダム」とは無縁の企業が立ち上がったのだと考えられます。こうした企業の思惑やチャレンジを感じられる点が、アニメファンの注目を集めたのかもしれません。

配信元: マグミクス

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