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「理不尽vs理不尽」本命フランスが敗れるとしたら”アフリカ最強軍団”にか【W杯】

「理不尽vs理不尽」本命フランスが敗れるとしたら”アフリカ最強軍団”にか【W杯】


「フランスが敗れるとしたら“理不尽”か」

 ”アフリカ最強軍団”モロッコとの準々決勝を前に、そんな見方もできるか。

 北中米ワールドカップの開幕前から、フランスを今大会の本命と見ていた。欧州予選では、相手がどれだけ守備を固めようとも、圧倒的な個人技でその守備網を次々と打ち破ってきた。

 エムバペだけではない。オリーセやデンベレら、前線にはいわゆる“化け物”が揃う。「とことん守ります」と5バックで意思表示したパラグアイでさえ、最後までゴールを守り切ることはできなかった。

 理不尽には、理不尽を。今のフランスを倒すには、それしかないのではないか。どれだけ戦術を練り、組織的に守っても、それを一瞬で無力化する個の力を前にすれば意味を失う。だからこそ、勝負をひっくり返すだけの“理不尽”を持つチームでなければ、フランスには勝てない。

 その点で、準々決勝の相手となるモロッコは実に興味深い。緻密な戦術をベースにしながら、高い個人技も兼ね備え、チームとしての完成度は高い。そして何より、このチームには勝負どころで"理不尽"を起こせる選手たちがいる。
 
 最も印象的だったのが、ラウンド32のオランダ戦だ。0−1で迎えた90+1分、もはや敗戦濃厚と思われた状況で、ディオプがヘディングで同点弾を叩き込む。死力を尽くしたはずの時間帯で、どこにそんな力が残っていたのかと思わせる一撃だった。あのゴールこそ、モロッコが持つ"理不尽"を象徴していた。勢いを取り戻したチームは延長戦を経てPK戦を制し、劇的な勝利を収めた。

 ハキミは相変わらず信じ難い運動量と攻撃センスで重要な局面に顔を出し、カナダ戦ではウナヒが2ゴールを決めて勝負強さを示した。中盤を支えるサイバリがカナダ戦で負傷交代したのは気掛かりだが、仮に欠場となっても、このチームのポテンシャルが大きく揺らぐとは思えない。

 理不尽vs理不尽。

 果たして、勝者はどっちだ。試合は現地7月9日、日本時間の10日5時キックオフだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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配信元: SOCCER DIGEST Web

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