
「人々は『なぜ彼を出すんだ』と怒っている」日本を撃破したブラジル代表はなぜあっさりノルウェーに敗れたのか。同国重鎮記者が指摘した“3つの理由”「アンチェロッティの考えは理解できない」【W杯】
現地7月5日にダラスで開催された北中米ワールドカップのラウンド16で、日本を破って勝ち上がってきたブラジル代表がノルウェーと対戦し、1-2でまさかの敗戦を喫した。
14分にPKをブルーノ・ギマランイスが失敗し、先制のチャンスを逃したセレソンは、79分にアーリング・ハーランドにヘディングを叩き込まれて失点。90分にもこの相手エースが放った強烈なミドルシュートで被弾し、後半アディショナルタイムにネイマールのPKで1点を返したものの、焼け石に水だった。
ラウンド32の日本戦では、佐野海舟のゴールで先制を許したものの、ハーフタイムに戦術を修正。ヴィニシウス・ジュニオールを左サイドに張らせて幅を取り、全体を押し上げてクロスを次々に送り込んで、森保ジャパンを攻略し、2-1で逆転勝ちを収めた。
そのブラジルが、なぜあっさりノルウェーに負けてしまったのか。試合会場で会った、同国のリカルド・セティオン記者は、まくし立てるかのように3つの問題点を指摘した。
「1つ目は、この大会が始まる前にアンチェロッティ監督と2030年ワールドカップまでの4年契約を結んだことだ。アンチェロッティは何も勝ち取っていないのに、なぜ新契約を結ぶ? 理由は分かっている。彼ら(ブラジルサッカー連盟)はネイマールを欲しがっていたからだ。アンチェロッティにネイマールを任せようとした。でもそれは最悪だった。なぜなら、ネイマールはもう良いプレーができないからだ。この試合でもそうだった」
王国のベテラン記者は、2つ目の敗因にPKキッカーを挙げた。
「なぜブルーノ・ギマランイスがPKを蹴るんだ。ヴィニシウスやマルキーニョスがいるのに。彼はニューカッスルでプレーしている。ニューカッスルは小さなクラブだ。ヴィニシウスの方が格上だ。重要な場面だったのに」
そして、「3つ目は、カゼミーロだ。彼はもうプレーできない。年を取りすぎている。もう可能性がない」と34歳のボランチを糾弾した。
「ファビーニョはすごくいい選手なのに。アンチェロッティの考えが理解できない。人々は『なぜ彼を出すんだ』とすごく怒っている」
早期敗退に不満が収まらない様子だった。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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