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千葉が新シーズンへ再スタート。小林慶行監督が掲げるのはタイトル「自分自身もネジを外して」「やり続けるしかない」

千葉が新シーズンへ再スタート。小林慶行監督が掲げるのはタイトル「自分自身もネジを外して」「やり続けるしかない」


 7月4日、ジェフユナイテッド市原・千葉がユナイテッドパークで2026/27シーズンに向けての新体制発表会見を行なった。

 この日、新加入として登壇したのは川崎フロンターレから加わったFWエリソンのみ。オークランドFC(Aリーグ・メン)からの移籍がリリースされているDFダニエル・ホールは会見時点でチームに合流していない。その中、会見途中にサプライズ発表があった。それはラコフ・チェンスホヴァ(ポーランド1部)に所属するFWレオナルド・ホシャの完全移籍での加入リリースだった。

 大久保裕樹テクニカルダイレクターが補強のターゲットにしたエリソンとダニエル・ホールについては「百年構想リーグを戦った中で、チームでの課題点というのは色々と見えたかなと思っています。その中で、前線のところではFWで得点源となれる選手、核となれる選手が必要だと思いましたし、守備のところではゴール前でJ1の選手と対峙してもフィジカル的にも戦えるような選手。そういった逞しい選手が必要だと思ったので、その理由で来ていただいたというところです」と説明。さらに「ベースとしては小林(慶行)監督が、ここまで築き上げてきてくれたものがあるので、そういったところも含めて、また既存の選手たちとの融合も含めて、ふたりが今の補強のポイントであるというところで来てもらいました」と続けた。

 また電撃加入となったレオナルド・ホシャについては、今回のシーズン移行により欧州主要リーグとカレンダーが同期したことで、タイミングを上手く活かしての獲得につながっている。「サイズ(200センチ)があり、前線で起点となれるプレーができる選手。クレーバーでチーム戦術への理解力が高くフィットするまでに時間がかからないような選手で、足元の技術もある」(大久保TD)と言う。

 外国籍の3選手ともこれまでの経験や実績を考えれば申し分のない補強とも言えるだろう。

 なかでもJリーグでのプレー経験があり、攻撃の核と期待されるエリソンは「全力で戦って勝利に貢献したい。チームがなるべく上の順位で戦って、優勝にすることを目標にしている」と意気込む。
 
 チームの指揮を執り4年目となる小林慶行監督が掲げた目標は「タイトル獲得」だ。

 先日の始動日のトレーニング終了後、ぶら下がり取材に応じた小林監督は次のように語っている。

「(ミーティングで)僕は胸を張ってバカみたく言いました。タイトル獲得したいと。当たり前の感覚で言えば何を言ってんだとなりますが、自分自身もネジを外しているので。残留は当たり前の上での目標だし、それを成し遂げた中でとなってきますが、目標はある程度、先のことを掲げないと、それに相応しいトレーニング、言動を取るということになるので、選手には伝えました」

 指揮官はチームとしての総力を上げ、タイトルに向かって突き進んでいく構えだ。

 17年ぶりとなるJ1の舞台となった百年構想リーグでは思うような結果を残せず最終順位は20位。突き付けられたのはプレーの質や技術だけではなく、一瞬でも隙を見せれば敗戦につながる世界線だった。半年間とはいえ、J1の舞台で受けた洗礼は新たな出発点となり、悔しい思いをした一方で「自分たちがやれている部分」、「まだ足りない部分」の収穫と反省の「物差し」を手に入れた。

 そのうえで新シーズンに向けて「自分たちが変えてはいけない部分と、どんどん磨いていかなければいけない部分があります。百年構想リーグを経て、攻守においては、少し変化をしなければいけないというところは当然ありますし、新加入選手がチームの軸となってもらわなければいけない選手たちなので、トレーニングをやっていく中で、一番良い形を探していかなければいけないという作業も同時にあります。新しい選手たちの特長を、しっかりとチームの中に落とし込む部分も当然必要になってくると思います。個としても、グループとしても、チームとしても成長しながら、その部分は変化と言うか、進化していければいいんじゃないかなと思っています」と語った。

 監督就任1年目のスローガンは「一体感」と「当たり前のことを当たり前にする」と打ち出し、2年目は「本気と覚悟」を示した。そして3年目は「進化」と唱えた。J1での新シーズンの戦いを前にしてのテーマは、これらすべてを「継続すること」だと言う。

「自分たちが大切にしているものに、しっかりと立ち返って、そこをまさに選手と一緒に一体感を持って乗り越えてきたという自負も当然あるので、やっぱりそれをやり続けるしかないですし、ただ今までのレベルでは相当難しいのは百年構想リーグで体感した部分ではあるので、そこに関しては磨き続けるっていうことでしかないと思っています」

 新たな船出をした千葉。厳しい戦いが待っているのは重々承知しているからこそチャレンジャーとして、一段一段を這い上がるストーリーを指揮官は描いている。

 旋風を巻き起こすためにーー。

取材・文●石田達也

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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