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市川染五郎、役作りを明かす「あえて父の真似をしようと思って」<鬼平犯科帳 本所の銕/密告>

市川染五郎、役作りを明かす「あえて父の真似をしようと思って」<鬼平犯科帳 本所の銕/密告>

松本幸四郎、市川染五郎
松本幸四郎、市川染五郎 / 撮影=朝日奈風果

松本幸四郎、市川染五郎、駒木根葵汰が7月9日、都内で開催された特別先行版「鬼平犯科帳 本所の銕(てつ)/密告」前夜祭舞台あいさつに出席。染五郎が役作りについて語り、今回は「あえて父の真似をしようと思った」と明かした。

■市川染五郎、松本幸四郎にリクエスト

時代小説の大家・池波正太郎さんの三大シリーズの一つとして知られ、累計発行部数3,000万部を超える大ベストセラー時代小説『鬼平犯科帳』を原作に、幸四郎を主演に迎え映像化してきた「鬼平犯科帳」シリーズ。「本所の銕」は原作の「密告」で描かれた若き日の平蔵・長谷川銕三郎時代のエピソードに着想を得たオリジナルストーリー。

「密告」へと繋がる前日譚となる本作は、銕三郎を演じる染五郎が主演を務める。そして「密告」は、松本幸四郎演じる平蔵が過去と向き合う姿が描かれる、2作連なった物語となっている。ゲスト出演となる、駒木根は2つの物語の鍵を握る、御家人・横山小平次/盗賊・伏屋の紋蔵の一人二役を演じている。

撮影のときのエピソードを染五郎は「京都の松竹撮影所で撮影をしておりまして。前回『本所・桜屋敷』、『血闘』に出させていただいた撮影のときに、間の時間でガチャガチャで小さい盆栽キットみたいなものを回して。それを楽屋で育ててたんですよ」と切り出し「撮影が終わるまでに芽が出なかったので、撮影所の方に預けて『これ、次来るときまでに育てておいてください』って渡して」と前回の撮影を回顧。

続けて「この間、撮影所に行くときに『あれどうなりました?』って聞いたら『すみません、芽が出なかったです。新しい同じ物を買ったのでサインをしてください』って言われて、サインをして、また今撮影所の人が新たな盆栽を育てています」と語った。

染五郎は幸四郎に「次、撮影所に行ったら水をあげておいてください」とリクエストし、幸四郎は「盆栽ね。はい」と了承。染五郎は「芽が出る方が珍しい、って説明書に書いてありました(笑)」とも打ち明け、幸四郎は「何しに撮影所に行ってるんだ君は」とツッコんでいた。
松本幸四郎、市川染五郎
松本幸四郎、市川染五郎 / 撮影=朝日奈風果


■市川染五郎、本作の役作りでは「あえて父の真似を」

観客からは染五郎に「幸四郎の立派だと思うところは?」という質問が届いた。その質問を聞くと、幸四郎は姿勢を正してクールな表情。染五郎は「立ち振る舞いが威厳があるなと思います。これです」と答え、会場の笑いを誘った。

さらに染五郎は「前回の『本所・桜屋敷』と『血闘』のときは、とにかく銕三郎という役を演じることに徹してやろうと思ってそれしか考えてなかった」と振り返り「今回は前回よりも、作品の時の流れ的にも少しは平蔵に近づいているのかなと思いましたし、自分も年齢を重ねていますから、平蔵になるまでのグラデーションみたいなものを前回よりも見せたいな、と思いました」と告白。

染五郎は「今回はあえて父の真似をしようと思って」と続け「父の過去の鬼平を改めて見て、しゃべり方やせりふ回し、歩いているとき、立っているときの体つきを徹底的に真似をしようと思って。今回はどちらかというとそっちに徹した役作りをしました」と明かした。

◆取材・文=朝日奈風果
駒木根葵汰、松本幸四郎、市川染五郎
駒木根葵汰、松本幸四郎、市川染五郎 / 撮影=朝日奈風果

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