
「バスティーユ以来、最も抗いがたい襲撃」フランスの圧倒的な強さを欧州各国が絶賛! 準決勝で対戦の可能性があるスペインの反応「彼らは以前よりも優れている」【W杯】
「バスティーユ以来、最も抗いがたい襲撃」。フランス代表の圧倒的な強さを前に、海外メディアは最大級の賛辞を並べている。フランスメディア『RMC SPORT』が、各国の報道をまとめている。
フランス代表は現地7月9日、北中米W杯の準々決勝でモロッコ代表と対戦。前半にPKを失敗していたキリアン・エムバペだが、60分のチャンスは確実にモノにして、66分にウスマンヌ・デンベレが加点。2-0で勝利し、4強進出を決めた。
得点が生まれたのは後半だったが、フランスは終始、試合を優位に進め、盤石の勝利だったのは間違いない。
準決勝でフランスと対戦する可能性があるスペインのメディア『Marca』は、「Francia es mucha Francia」との見出しを掲げた。これは「フランスはあまりにもフランスだ」や「フランスはたいしたものだ」と訳せる表現で、このチームを形容する言葉が見つからない様子を伝えている。同紙は特にエムバペの活躍に注目し、「エムバペの突破が、実際には最初からほとんど決まっていた運命を決定づけた」と論じた。
マドリードを拠点とするもう一つのスポーツ紙『AS』も、「エムバペとフランスが悲しいモロッコを相手に舞う」と報道。エムバペのPK失敗、その後のゴール、そして試合終盤の交代がスペイン国内で大きな関心事となったことを伝えた。
ラジオ局『Cadena COPE』のウェブサイトでは、エムバペの足首の状態に関するニュースがトップで2つも扱われるほど、その動向が注視されている。
ラジオ局『Cadena SER』はすでに準決勝を見据え、「このフランスを倒すための鍵は何か?」と問いかける。「完璧なプレー、ごくわずかなボールロスト、そして攻撃における非常に高い決定力」が必要だと分析。番組『El Larguero』に出演した元レアル・マドリーのアルバロ・ベニート氏は、「今大会の彼らは以前の大会よりも優れている。(中略)ボールを持っていない時でもはるかにアクティブだ」と、その完成度の高さを称賛した。
一方、トーナメントの反対側のブロックにいるイングランドのメディアは、より中立的な視点からフランスを評価している。『Daily Mail』はエムバペを「今大会における究極のリーダー」と評し、チームに関しては「野心あふれるモロッコを一掃した」と報じた。さらに、デンベレのゴールに触れ、「これまでフランスの弱点とされてきたエムバペへの強い依存から脱却し、他の方法でも魅了し、飛躍できることを示唆した」と記した。
『Daily Telegraph』はフランスを「帝国のようだ」と表現。『Sky Sports』は「エムバペは奇跡を起こす」と見出しを打ち、PK失敗から立ち直った精神的な強さを称賛。ジャーナリストのルイス・ジョーンズ氏は「この男を止めるには何か特別なものが必要だろう」と述べた。
ドイツメディアの表現はさらに詩的だ。『Der Spiegel』は「常に状況を支配し、実に気品がある」とフランスの戦いぶりを絶賛。『Süddeutsche Zeitung』は「バスティーユ以来、最も抗いがたい襲撃」という印象的な見出しを打った。フランスの準決勝が、フランス革命記念日である7月14日に行なわれることを見越した、洒落の効いた表現だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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