沖縄県・本島の奥地、やんばるといわれている地域。
その地域の「ほぼ」最北端。
そこに食文化的にも、歴史的にも希少なグルメが体験できる食堂がある。
それが「かっかぁカフェ」(沖縄県国頭郡国頭村辺戸514)。
野草を食べて育ったおばちゃん、カツエさん。
野草を熟知した彼女が手作りした料理が堪能できる、まさに秘境メシがそこにある。
しかしこの食堂、沖縄県民でも知っている人はかなり少ないようだ。
……ということで、実際に行ってみた。
那覇中心部からクルマで2~3時間ほど(渋滞により所要時間が大きく変わる)。
やんばると言われる国頭村の端っこに店舗がある。
山の上のほうにあるため、車を辺戸蔡温松並木保全公園駐車場にとめて歩いた。
亜熱帯の植物が生い茂った地域を歩く。
ちょっと待って、こういう野草がすべて食材だとしたら、最高じゃない?
無料で食材が手に入り、食べまくれる。
……などと安直なことを考えながら歩く。
亜熱帯植物に囲まれた山の中に集落。
そのなかに、食堂・かっかぁカフェがあった。
食堂が半分野草に包まれているような状況。
山の上にあるから、風が心地よい。
植物が生い茂っているせいか、涼しい。
きょうは酷暑なのに! 嬉しい!
店内では、野草ばかり食べて育ったカツエさんがお出迎え。
ちなみに完全予約制で、事前に電話予約必須。
この日は、4人客の皆さんと筆者の1人、計5人が同時に食べることに。
まずはカラキ茶などを飲んで野草料理が出るのを待つ。
カラキはクスノキ科の植物で、オキナワニッケイや琉球シナモンとも呼ばれているらしい。
薫りが爽やかでスッキリとした味。
4人客の皆さんと話をしたところ、沖縄にお住いの皆さんで、初めてここに来たそうな。
そうか、ここ、奥地すぎて、沖縄県民もあまりこない地域なのかも?
待つこと数分、目の前にやってきた野草料理のプレート。
ほぼすべてが野草を使用した料理。
明確に言うと、フルーツ以外はすべて野草野草。
そしてここに、11種の野草天ぷらが出てくる。
カツエさんが、ひとつひとつ丁寧に野草とその料理について解説。
これが、かなり楽しいし、かなりためになる。
どうして食べるようになったのか? どのように調理したのか?
それらについては、ぜひとも下記の動画を視聴して知ってほしい。
カツエさんによりオシャレに盛り付けたされた野草料理。
私が行ったときは税込3000円だった。
その内容は以下の通り。
▼カンダバーのじゅーしー
▼よもぎ入りハンバーグ / トマトとサクナ
▼赤花とオオタニワタリとノビルのイラヤーチー
▼ニガナの和えもの / ツワブキの葉
▼セイロンベンケイソウのピクルス
▼シビランのおひたし / ユウナの花
▼サシグサとタビラコのサラダ
▼島らっきょう
▼パパイヤの煮物
▼ツワブキの葉の佃煮
▼カラキ茶ゼリー
▼ジーマーミー豆腐
▼ゴールドバレルのパイナップルとパッションフルーツ
▼フルーツパパイヤ
▼野草の天ぷら11種
やんばるの風がささやきます。
野草料理うまい、うますぎる。
葉は食べにくいものもあるが、調理されたものはすべてうまい!
野草がこんなにも美味しいとは!
特に天ぷら、肉にも匹敵する、いや、肉以上にうまいポテンシャルを秘めている!
沖縄の野草は、食べられるものばかり。
毒草もあるそうなので注意が必要だが……。
少なくとも、かっかぁカフェで食べれば間違いない絶品野草が食べられる。
ちなみに、かっかぁカフェだけの独自ブレンド茶も買える。
これもまた野草使用なのである。
かっかぁカフェ、あまりにも希少で貴重な体験ができた。
観光客が行く場合、那覇から行くことになるのでかなり遠方への旅となるが、行く価値は十分にある。
これもまた、受け継がれてきた沖縄県の料理なのである。
ごちそうさまでした。
<お店の情報>
お店: かっかぁカフェ
住所: 沖縄県国頭郡国頭村辺戸514
備考: 完全予約制(電話等)
野草を食べて育ったオバチャンが作る野草料理を食べてきた。沖縄本島の端っこの端っこの端っこの食堂「かっかぁカフェ」(国頭村)。やんばると言われる地域の端っこ。実際に行ってみたら、本当に端っこだった 笑。… pic.twitter.com/Orx1KjIhYw— クドウ秘境メシ (@kudo_pon) July 8, 2026
(執筆者: クドウ秘境メシ)
