
FRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌が、7月9日に都内で行われた映画「だぁれかさんとアソぼ?」の完成披露舞台あいさつに、星乃あんな、大西利空、向井怜衣、小國舞羽、室はんな、清水崇監督と共に登壇した。
■鎮西寿々歌「すごくドキドキしています。皆さんの感想が早く聞きたいです」
「呪怨」シリーズなどを手掛ける清水監督の最新作「だぁれかさんとアソぼ?」。本作は、若者の間で密かに流行る“絶対にやってはいけない遊び”が実行されたことがきっかけで、心理カウンセラーの平瀬小春が、妹の菜々美と共に抗えない恐怖の連鎖へと引き摺り込まれていく学園ホラー映画となっている。
主演を務めるのは、本作が映画単独初主演でホラー初挑戦となる鎮西。事件の起きた高校へ派遣される心理カウンセラー・平瀬小春役を、いつもの明るいイメージを封印して演じる。妹・菜々美役を星乃が、菜々美を気にかける同級生・千葉丈太郎役を大西、菜々美と共に呪いの遊びを実行する同級生たちを向井、小國、室らが演じている。
黒のワンピース姿で登壇した鎮西は「撮影から3カ月くらいで公開という異例のスピードだと思うんですけど、私たち以外の皆さんに見ていただく初めての日ということで、すごくドキドキしています。皆さんの感想が早く聞きたいです」と、完成したばかりの作品を見てもらえるうれしさを伝えた。
清水監督は、右の頬に“だぁれかさん”のタトゥーシールを貼り、ジャケットの右ポケットのあたりにはクリアポーチに入れたFRUITS ZIPPER公式グッズの鎮西のぬいぐるみ(ちびぬい)を付けて登壇。「(舞台あいさつが)終わったらゴミ箱に」とコメントすると、鎮西はすかさず「本人の目の前で堂々と言わないでください! 愛用してください!」とツッコミを入れた。

■清水崇監督「おすず(鎮西)もクランクアップの時、泣いてたじゃん」
FRUITS ZIPPERでの明るいイメージを封印して、初のホラーに挑戦した鎮西。「FRUITS ZIPPERというグループで活動させていただいているんですけど、4年間ずっと“かわいい”を皆さんに届けるというふうに生きてきたので、“かわいい”を全部封印するというのは自分の中では大挑戦でしたけど、撮影中もつい“かわいい”が出ちゃって(笑)。監督からも『かわいいが出てるよ』っていうちょっと厳しいお言葉もいただいたりしたぐらい、撮影序盤では出ちゃってました」と明かしつつ、「見てもらえれば分かると思うんですけど、全て封印して臨ませていただいたので、新しい一面を見てもらえると思いますし、ホラーが大好きな方にも届けられたらなと思います」と、演じた時の気持ちなどを語った。
撮影時のエピソードを語る中、向井が「撮影が終わった後、『怖かった』みたいな涙が出てきちゃいましたね」と泣いてしまったことを明かすと、清水監督は「おすず(鎮西)もクランクアップの時、泣いてたじゃん。『FRUITS ZIPPERに戻んなきゃいけないんだ』って」とからかうように話し、鎮西が「語弊があります! 世に流れるんで!」と即否定。そして「こんな感じで清水監督が率いるチームが、ホラーとは思えないくらい楽しかったので、終わっちゃうのがさみしかったですね」とクランクアップで泣いた本当の理由を語った。


■年下のキャストとカードゲームで親交を深めた「すごく楽しい現場でした」
年下のキャストが多い撮影現場について聞かれると、鎮西は「ここにいるメインキャストのみんなは、私と10個ぐらい離れていたりして、見てきたカルチャーとかが違うと思っていたので、最初は、みんながキャッキャしてるのを私は遠目で見てようって思ってたんです。でも、みんなが人狼とかカードゲームを始めた時に、『私もやりたいな』ってウズウズしてきちゃって、気づいたら入っちゃってました(笑)」と、一緒にカードゲームをして楽しんだと明かし、「みんなには親近感を覚えてもらえるような感じで現場にいたいと思っていましたし、みんなも年齢差を感じないくらい私を受け入れてくれたので、すごく楽しい現場でした」と語った。
それを聞いて、清水監督は「鎮西さんがいると現場が明るくなるんですよ。アイドルだからなのか、それはすごいなと思いましたね」と称賛し、鎮西は「うれしい」とニッコリ。

■鎮西寿々歌「今、ここで言うと思ってなかったからビックリしちゃって」
さらに清水監督は話を続け、「初カウンセリングの、学校に派遣されているシーンで、『今日もよろしくお願いします!』って鎮西さんのポジションに行ったら、FRUITS ZIPPERが開いてたんですよ」と暴露。
突然の爆弾発言に、鎮西は「何の話ですか!? 今、ここで言うと思ってなかったからビックリしちゃって。『現場が明るいよ』って話から。あれ?」と焦りながら答えていると、清水監督は「ここまでして明るくするんだ、この人は」と続けて、思わず鎮西は手で顔をあおぎ、汗を抑えようとした。
最後は、鎮西が「私はこの作品に出会って、ホラー映画の概念がガラリと変わりました。どの登場人物にも感情移入ができますし、もちろんホラーシーンはとても怖いんですけど、それだけではなくて、ホロリと涙を流したり、ちょっと声を出して笑ってしまったり、すごくいろんな感情になれて、見終わった後にいろいろと考えさせられるような映画だと思っています。皆さんが、今日“第一呪われ者”ということなので、一緒に楽しんで遊びたいと思います」とメッセージを送り、締めくくった。
◆取材・文=田中隆信


