
シリーズ累計発行部数300万部を突破した「追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する」は、2026年7月2日よりTVアニメが放送中(毎週木曜夜24:26-25:00、MBS/TBS系28局“スーパーアニメイズムTURBO”枠ほか/U-NEXT・ABEMA・アニメタイムズ・アニメ放題ほかで配信中)。本作では、欠陥クラスといわれている“重騎士”を発現してしまったエルマが、前世での知識を元にオンラインゲーム「マジックワールド」の世界を攻略していく物語が展開されている。WEBザテレビジョンでは、エルマ・エドヴァン役の大塚剛央とルーチェ・ルービス役の若山詩音にインタビューを実施。アフレコ時のエピソードや、“転生モノ”の魅力について伺った。
■「アフレコの段階でほぼ完成していた」映像から見えてくるGoHandsの熱意
――まずは、本作を知った時の印象について聞かせてください。
大塚剛央(以下、大塚):この作品はゲームの設定が細かく描かれており、世界観がかなり鮮明なので、元々ゲーム好きの僕としては読みながらすごくワクワクしていました。エルマが着実に成長を積み重ねていって、前世の知識を活用しながら強くなっていくところにドキドキしたりと、世代を問わず楽しめるような作品だと思いましたね。
若山詩音(以下、若山):エルマが前世での知識を活かし、徐々にレベルアップしていくだけでなく、道中で困難が立ちはだかることも多かったのが印象的でしたね。ルーチェがエルマとパーティーを組んでからは、彼女の持つ“豪運”スキルでお宝を手にいれるという爽快感が病みつきになり、読むのが止まらなくなるような作品だと感じました。

――おふたりが演じているキャラクターの紹介と、演じる際に意識していることを教えてください。
大塚:僕の演じるエルマは、誠実かつ熱いところもあるような人物で。彼は物語の冒頭で自分が転生者だということを思い出すんですけど、そのせいかゲームをプレイしているような感覚で生きているようなところもある気がします。作中では困っている人のことを放っておけないという主人公らしい一面もあるので、収録の際にはエルマの裏表がない部分を出すようにしていました。
若山:ルーチェはとても明るくて天真爛漫な子なんですけど、最初は彼女を取り巻く環境のこともあり、「私なんて……」と自分に自信がないような感じなんですよ。ですがエルマとパーティーを組んでからは「自分にもできることがあるのかも」という考えに変わってきて、徐々に成長していくのが健気で可愛らしいなと思っています。
あと彼女のスキルのおかげで、作中ではさまざまな高額ドロップアイテムを手にいれるのですが、ルーチェはあまり金銭感覚が変わらないので、毎回金額に驚いてくれるのが個人的に好きなところです。演じる際には、彼女の明るさが引き立つように最大限の元気を出すようにしていました。

――完成した映像をご覧になって、いかがでしたか?
大塚:実はアフレコの段階で映像がほぼ完成していたんです。なので収録の時から「僕らの声やBGMがついたら、どんな仕上がりになるのかな」と感じていました。その後実際に本編を見て、改めて「作画やカメラワークがすごいな」という印象を受けました。
僕はGoHandsさんの作品に出演するのがはじめてだったのですが、アフレコではのびのびとやらせてもらいつつ、仕上がっている映像に乗っからせていただくような意識で臨んでいました。キャラクターの表情変化も理解しやすかったので、今思うとすごくやりやすかったですね。
若山:見ていてGoHandsさんの熱意が感じられましたし、ゲームの世界に存在しているような雰囲気や感覚を意識されているんじゃないかなと思いました。
私は過去に「もめんたりー・リリィ」「好きな子がめがねを忘れた」でGoHandsさんとご一緒させていただいたんですが、作品がほぼ完成した状態でアフレコしていくので、この完璧な作画に合わせなければと思い一生懸命準備していました。大変さはもちろんありましたが、完成した映像を見ると「あの時頑張って良かったな」と思います。


■もしもゲーム世界に転生したら?「ギルドの職員くらいがちょうど良いのかも」
――アフレコ時の印象的なエピソードについてお伺いしたいです。
大塚:アフレコでは基本的に1日2話ずつ収録していたので、ストーリーの流れを追っていきやすく、すごく集中して臨めました。
若山:そうですね。収録も朝10時から行うことが多かったので、テストの時にはよく「皆さん、もう一段階元気に!」と言われていました。
大塚:確かに「もっと振り切ってください!」というディレクションは結構多かった気がします。あと既に映像ができているからこそ、セリフの余白がないかと思いきや、そんなこともなくて。今振り返ると大変だったこともありますが、一つひとつのリアクションなどは楽しみながらやっていた記憶がありますね。

――収録時に「お互いのお芝居に助けられたな」と感じた場面はありましたか?
若山:収録の際は本当にずっと助けていただきました。会話シーンではいつでも、彼女の反応を引き出すようなセリフをかけてくださるのがエルマさんなので、常に引っ張ってもらっていたように感じています。
大塚:ありがとうございます。確かに本編では常に喋っているんですけど、若山さんをはじめとした皆さんのリアクションが気持ち良かったので、僕も続いて乗っかっていけたと思う時がたくさんありました。若山さんのお芝居はルーチェのギャップをしっかりと出していて、すごく振り切った芝居をしてくれたので、本当に助かっていました。
――本作はタイトルの通り“転生モノ”にあたると思うのですが、おふたりが思う転生モノの面白さや魅力は何だと思いますか?
若山:やはり、前世の記憶で現世の常識を超えていく……というところに爽快感を感じるので、それが転生モノの面白さなんじゃないかな。大塚さんは、どうですか?
大塚:多くの方が考える「この世界に行ったらどんな感じなんだろう?」という部分を描きつつ、昨今は人間だけでなく、さまざまなものに転生しているので、「こんなに幅があるんだ!」と僕自身も実感しています。まだ見つかっていない面白さもある気がするので、一括りに転生モノといっても、いろんな幅があるのが魅力なんじゃないかなと思いますね。

――もしおふたりが「マジックワールド」の世界に転生してしまったら、どのように暮らしてみたいですか?
大塚:冒険してみたさはあるけど、危ないからな。
若山:結構死と隣り合わせなんですよね。ちょっと油断したらやられてしまう世界なので、戦う術は持ちたいけど、戦いには出たくないという……。
大塚:ギルドの職員くらいがちょうど良いのかも知れないね。
若山:確かに!
大塚:「討伐してきてください」みたいな。あとレアな魔石を差し出されて「え!?」って驚いてみたいです(笑)。
若山:うんうん。「こんなに!?」みたいな反応をしたいですね。
◆取材・文=渡辺美咲



