
「W杯に出場していたらおそらく…」19歳“超逸材”日本人、スペイン名門移籍の舞台裏を現地紙が報じる「知名度が一気に高まる事態を避けられた」
ラ・リーガのバレンシアが現地7月7日、FC東京から日本代表MF佐藤龍之介の獲得を発表。その舞台裏についてスペイン大手紙『MARCA』が報じている。
昨年6月に日本代表デビューを飾った19歳の超逸材は、今年3月のイングランド遠征にも招集されるなど将来を嘱望される存在。しかし、北中米ワールドカップの日本代表メンバーからは落選した。
『MARCA』は、その事実こそがバレンシア移籍を実現させた大きな要因だったと伝えている。
「佐藤はバレンシアに所属している。なぜなら、彼は日本代表としてワールドカップに出場しなかったからだ。代表入りの可能性はあったが、不選出となったことで知名度が一気に高まる事態を避けられ、結果的にバレンシアの獲得を後押しした」
さらに、「日本代表の最終メンバーが発表された際、バレンシアは安堵のため息をついた」と報道。クラブは以前から佐藤を高く評価していたものの、W杯に出場すれば評価額や争奪戦が激化し、「もしワールドカップに出場していたら、おそらくバレンシアの選手にはなっていなかっただろう」と記している。
また、クラブは選手本人や関係者と数か月にわたって慎重に交渉を進めていたという。しかし、6月中旬に情報が表面化すると状況は一変。同紙によれば、バレンシアはFC東京へ正式オファーを提出し、オランダやドイツのクラブも獲得に乗り出したことで、交渉は一気に加速したという。
また、バレンシアが将来的な利益も見据えて若手有望株への投資を重視するクラブ方針を紹介。そのうえで、より好条件を提示できるライバルクラブとの争いを制し、最終的に約400万ユーロのオファーでFC東京を納得させたと伝えている。
W杯の落選は本人にとって悔しい結果だった一方で、その巡り合わせがスペインの名門への移籍を後押ししたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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