現地7月10日、北中米ワールドカップ準々決勝のスペイン代表対ベルギー代表が行なわれ、スペインが2-1で勝利した。
直近35試合無敗、W杯6試合連続無失点(最後の失点は2022年大会の“三笘の1ミリ”から田中碧のゴール)のスペインと、18戦無敗のベルギーの一戦だ。
スペインはボールを保持しながら、右ウイングのラミネ・ヤマルの突破力、左SBのマルク・ククレジャのオーバーラップ、左ウイングのアレックス・バエナの飛び出しで攻撃を展開。ベルギーはCFシャルル・デ・ケテラーレのフリックやポストプレーを使いながら、右ウイングのレアンドロ・トロサール、左ウイングのジェレミー・ドクの推進力で局面打開を狙う。
先制したのはスペインだ。30分、右サイドを右SBペドロ・ポロとヤマルのワンツーで攻略してクロス。このボールをMFダニ・オルモがダイレクトでシュートを放つと、一度はGKティボー・クルトワに防がれたが、弾いたボールをグループステージ初戦以来5試合ぶりのスタメン出場となったMFファビアン・ルイスが蹴りこんだ。
1点リードしたスペインのボール保持に勢いがつくと、40分にはヤマルがベルギーの左SBマキシム・デ・カイペルを抜き去って得意の左足でシュートを放ったが、ポストの右に外れた。
すると直後の41分、W杯6試合連続無失点を誇っていたスペイン守備陣をベルギーの攻撃陣がこじ開けた。
ロングボールでスペイン陣地深くまで前進したベルギーは、左サイドから右サイドに展開。トロサール、MFケビン・デ・ブライネが絡んだ後に右SBティモティー・カスターニュがクロスを上げると、デ・ケテラーレがヘディングで流し込んで1-1の同点に追いついた。スペインCB陣に高さで競り勝っていた身長192センチのデ・ケテラーレがゴール前で、その優位性を発揮した。
前半のスタッツはボール支配率がスペインの55%対37%(中間8%)、シュート総数9対2、枠内シュート数3対1。ベルギーは枠内シュート1本で1ゴールを決めた。
両チームともハーフタイムでのメンバー交代はなし。展開もボールを持つスペイン、ロングボールやサイドのドク、トロサールを使っての前進と、前半と変わらない構図となった。
先に選手を代えたのはスペイン。55分、先制点のファビアン、バエナを下げて、FWフェラン・トーレス、MFペドリを投入した。一方のベルギーは60分にDFデ・カイペル、MFハンス・ファナケン、FWトロサールを、DFヨアキン・セイス、MFアクセル・ヴィツェル、FWロメル・ルカクにチェンジした。
スペインの波状攻撃をGKクルトワや守備陣の奮闘で防ぎ続けるベルギーは62分、カウンターからデ・ブライネがシュートを放つもGKウナイ・シモンがセーブ。ヤマルのドリブル突破を交代出場のセイスが止める場面が何度もあった。
66分、そんなベルギーにアクシデントだ。再三の好セーブを披露していたGKクルトワが、突然ピッチに座り込んだ。主審はこのタイミングでハイドレーションブレイクを指示。クルトワはふたたびピッチに登場したものの71分に交代。2025-26シーズンにマンチェスター・Uで好守を連発した24歳センヌ・ラメンスがW杯初出場を果たした。
79分、スペインはFWミケル・オジャルサバルを下げて、FWニコ・ウィリアムスを投入。86分にベルギーは足をつったデ・ブライネとMFアレクシス・サーレマーケルスを交代し、このタイミングでスペインはダニ・オルモを下げて、MFミケル・メリーノをピッチに送り込んだ。
88分、ついにスコアを動かしたのはスペインだった。押し込んでからCBパウ・クバルシが遠目からミドルシュートを放つと、途中出場のラメンスがボールを弾き、そのこぼれ球をメリーノがプッシュ。2-1と終盤にリードを奪った。メリーノはラウンド・オブ16のポルトガル戦でも途中出場から90+1分に決勝ゴールを決めており、2戦連発となった。
90+2分にはベルギーがチャンスを迎えた。左サイドを駆け上がったサーレマーケルスが、飛び出してきたGKウナイ・シモンをかわしてクロス。しかしMゴール前で待ち受けるルカクに届く前に、CBエメリック・ラポルトが足を伸ばして懸命にクリアした。ラポルトは渾身のガッツポーズを見せた。
試合はこのまま終了。スペインが優勝した2010年大会以来、4大会ぶりのベスト4進出だ。その準決勝では、圧倒的強さで勝ち上がってきたフランスと対戦する。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】スペインがファビアン、メリーノのゴールでベルギーに勝利!
【画像16枚】女優、モデル、タレントずらり! 上田綺世、長友佑都、谷口彰悟…新旧日本代表の愛妻たち
【画像45枚】海外サッカー選手の妻&パートナー大特集! メッシ、C・ロナウド、ケイン、ハーランドら

