『G1 CLIMAX 36』アメリカ・NOW ARENA(2026年7月11日※現地時間)
Bブロック公式戦 ○ウルフアロンvsHENARE×
G1初出場となったウルフがHENAREを真っ向勝負で撃破し、初戦白星をもぎ取った。
NEVER無差別級王者・ウルフは6・23後楽園大会における出場者決定戦でYOSHI-HASHIを撃破。1・4東京ドーム大会でのデビューから半年の史上最速でG1初出場を果たした。開幕戦となったこの日、第1試合に登場。IWGPタッグ&NEVER6人タッグ2冠王・HENAREとの初戦に臨んだ。
海外マット初登場ともなったウルフは銀の新コスチュームでG1に出陣。ショルダータックル合戦を制されたウルフは場外戦に持ち込まれても逆水平合戦で渡り合う。リングに戻るとHENAREがフライングショルダー、セントーンの波状攻撃に出てウルフは劣勢に。ショートレンジラリアットを叩き込まれたが、起死回生の裏投げでぶん投げ、ラリアット、高速ブレーンバスター、エルボードロップの波状攻撃で挽回した。
HENAREもニールキックで逆襲するものの、ウルフはランペイジを決めさせず。エルボー合戦で渡り合い、アルティマを阻止して投げを連発。一気にアングルスラムを狙ったが、不発に終わってアルティマに捕まってしまう。ロープに逃れたウルフはランペイジを狙って突っ込んだHENAREをパワースラムで迎撃した。
HENAREも逆水平合戦に持ち込み、左右ん張り手、スピンキックと攻勢に出る。ウルフもヘッドバットで応戦し、ラリアットでねじ伏せられても2発目は回避してバックフリップで逆襲。すかさずリバースアングルスラムで豪快に叩きつけて3カウントを奪った。
ウルフがHENAREを破って初戦でG1初勝利を挙げた。レスラー人生初の過酷な夏が始まり、「この闘いが、これ以上の闘いがリーグだけであと8試合続くって考えると、楽しみで夜も眠れねえよ」と武者震いしたウルフは「あと8試合、全ての選手の思い、強さ、技術、全部受け止めて、俺がトップになれるように」と誓うばかり。次戦は7・19札幌大会。海野との対戦を控え、「普段は“海野さん"だけど、試合は関係ねえよ。全力で叩き潰す」と誓ってみせた。
【ウルフの話】「G1開幕戦、なんとか勝つことができました。この闘いが、これ以上の闘いがリーグだけであと8試合続くって考えると、楽しみで夜も眠れねえよ。HENARE、アンタの道場で培ってきた、これまで培ってきた闘魂、勝負強さ、俺が全部この肌で受け止めた。そのうえで今日、俺が勝った。あと8試合、全ての選手の思い、強さ、技術、全部受け止めて、俺がトップになれるようにまず次は(7・19)北海道、海野翔太戦。普段は“海野さん"だけど、試合は関係ねえよ。全力で叩き潰す」
【HENAREの話】「(※マオリ語で何やら呟きながら、イスを引き出して座り)G1はいったい何なんだ……俺はマナも、誇りも、闘志も満ちあふれた状態で戻ってきた。それなのに開幕戦で負けるっていうのか。五輪柔道金メダリストからギブアップを奪えば、その“マナ"も全部この俺のものになると思ってた。でも、最初から頭突きでぶっ飛ばしておくべきだったな。そう、ファンのみんなだ。リングで何をしていても、みんなのマナが聞こえてくる。みんなのマナを肌で感じる。ウルフアロン、お前のことはずっと見てきた。この1年、ずっとな。プロレスを始めてまだ半年とはとても思えない実力だった。柔道歴は何年だ? 30年か。2週間前にも言った。ウルフアロン、お前は人生を懸けてトーナメントを闘い続けてきた。でも、G1は別次元だ。毎日のように移動して、24時間、16時間のフライトをこなしながら、この世界最高峰の激闘を続ける。これまでのキャリアで味わったことのない一撃を今日このG1で受けたはずだ。HOUSE OF TORTUREでもなければ、心優しいYOSHI-HASHIでもない。今日、お前は初めて“戦士の魂"を持つ相手と対戦し、勝利した。戦士のマナをお前は味わった。(※入場コスチュームの上着を見せ)先週、俺はナプヒの長老たちから祝福を受けた。これが何を意味するかわかるか? 俺は部族の長として認められたということだ。このマナは俺が受け継いでいる。たった一度負けたくらいで、そのマナが失われることはないぞ、坊や。たった1敗だ。また必ずお前とのシングルマッチを実現させてみせる。だが、今は次の相手……ダニエル・モロ二ーだ。ドリラ……お前が今どんな気持ちか、俺にはわかる。俺も同じ道を歩いてきたからな。不利な立場に立たされる悔しさもわかる。褐色の肌を持つ俺たちが白人社会の中で幾度となく試練に立ち向かってきたことも。だがな、ブラザー。だからこそ俺たちは戦士なんだ。どれだけ俺たちに不利なカードが配られようが、どれだけ逆風が吹こうが、何もかもが敵に回ろうが関係ない。俺たちは前に進み、闘い続ける。それが俺たちだ。そして神が望むなら最後に頂点へ立つのは俺たちだ。誰にも『アイツらはズルをして勝った』なんて言わせない。『政治力でものを言わせた』なんて言わせない。俺たちの勝利は、この手でつかみ取る。ホッカイドーで会おう、ブラザー」

