
「とんでもない愚行」VARで一転、涙の退場。スイスメディアが29歳FWを痛烈批判「規則に照らせば疑いの余地はなく…」【W杯】
スイス代表は現地7月11日、北中米ワールドカップ(W杯)準々決勝でアルゼンチン代表と対戦し、延長戦の末に1-3で敗戦。初のベスト4進出とはならなかった。
10分に先制を許したスイスは、後半に入って徐々に主導権を握る。67分、ダン・エンドイェが同点ゴールを決め、試合の流れを引き寄せた。しかし、そのわずか数分後、試合の行方を左右する出来事が起きる。
72分、29歳のFWブレール・エムボロがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場処分となった。
問題の場面は69分だった。敵陣右サイドでボールを持ったエムボロが、アルゼンチンMFレアンドロ・パレデスとの接触で倒れ、主審は当初パレデスにイエローカードを提示。しかしVARが介入し、オンフィールドレビューの結果、エムボロのシミュレーションと判断される。パレデスへの警告は取り消され、代わりにエムボロへイエローカードが提示された。これが2枚目となり、エムボロは涙を流しながらピッチを後にした。
1人少なくなったスイスは懸命に耐えたものの、延長後半の112分、さらに120+1分にも失点し、力尽きた。
この退場劇について、スイス紙『Corriere del Ticino』は厳しい言葉でエムボロを断罪した。
同紙は「この準々決勝を決して忘れることはないのが、エムボロだ。同点ゴールからわずか2分後、とんでもない愚行を犯してしまった」と指摘。「すでに警告を受けており、レッドカードの可能性がある状況下で、エムボロは事態をさらに悪化させてしまった。退場は規則に照らせば疑いの余地はなく、実際に下された」と伝え、判定そのものについては妥当だったとの見方を示した。
続けて、「これはスイス代表の選手やベンチからの激しい抗議にもかかわらず下された。彼らは、またしてもアルゼンチンに有利な審判の判定が下されたと確信していたのだ」と報じ、ピッチ上では判定への不満が渦巻いていたと伝えている。
さらに延長戦については、「コロンビア戦に続き、またしても延長戦となった。不可能を信じるために。PK戦まで持ち込もうとするために」と奮闘を称賛。そのうえで、「スイス代表にとっては痛ましい。本当に痛ましい結末だった」と、無念の敗戦を振り返った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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