
「まだ増やすつもりか!」FIFA会長が示した“48→64枠案検討”に韓国メディアも辛辣批評 「競争力が弱まり、W杯本大会の希少性も損なわれる」
はたしてワールドカップはさらなる拡張へと進むのだろうか。
現地7月11日、FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長は母国スイスのメディア『blue News』の取材に応じ、「(今大会から導入された)48チームへの拡大はすでに正しい決断だったか?」と問われ、「もちろん、100%大成功だ」と満面の笑みで答えた。
さらに同会長は、64枠への拡大についても「間違いなくワールドカップ終了後に、関連委員会で検討・議論される課題となるだろう」と重要発言。「欧州や南米だけでなく、実質的に全世界を対象としてワールドカップを開催することが重要だ。すべての国が、ワールドカップ出場という夢を抱けるようにすべきだと思う。今大会でもご覧の通り、チームのレベルが極めて高いことが確認された。世界中でそのレベルはますます高まっている。小国にワールドカップ出場の機会を与えなければ、彼らは向上し続ける動機を失ってしまうだろう」と持論を展開した。
このコメントに対して世界中でさっそく賛否両論を渦巻いているが、韓国メディア『MHNスポーツ』も反応した。「48か国でも足りず、ワールドカップ出場国をまだ増やすつもりなのか!」と疑問を呈し、「1998年フランス大会から2022年カタール大会まで続いた32か国体制は28年ぶりに幕を閉じたが、FIFAはわずか1大会を経ただけで、さらに16か国増やす案を検討しているのだから驚きだ」と続ける。
そして同メディアはさまざまな反対意見を紹介。ガーナ代表を率いたカルロス・ケイロス監督はグループリーグ終了後、「48か国制はワールドカップ予選の価値を低下させ、大会を『ありきたりで平凡なもの』にしてしまった」と指摘した。UEFA(欧州サッカー連盟)のアレクサンデル・チェフェリン会長は「バッドアイデアだ。ワールドカップ本大会だけでなく、欧州予選にも悪影響を及ぼす」と断じ、CONCACAF(北中米・カリブ海サッカー連盟)のビクター・モンタリアーニ会長も「良いアイデアではない」と否定的な立場を示している。
『MHNスポーツ』は「反対意見は少なくない。64か国制が導入されれば、FIFA加盟210協会のうち4分の1に近い代表チームが本大会へ進出することになる。そのため、大陸予選の競争力が弱まり、ワールドカップ本大会の希少性も損なわれるのではないかとの懸念が出ている」と論じ、「出場機会を広げるべきだという意見と、大会の権威を維持すべきだという意見が真っ向から対立するなか、FIFAがどのような結論を下すのか注目される」と結んだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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