
「絶好のチャンスか?アジアは12枠程度に」中国が“W杯64か国”方針に歓喜!一方で「我々は悲惨な状況。実力不足は補えない」
サッカー界トップの発言が非常に大きな注目を集めている。
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、母国スイスのメディア『blue News』の取材に対応。「北中米W杯から出場国を48に増やしたのは正しい決断だった?」と問われ、「ああ、100%そうだ!48チーム制は大成功だ」と断言した。
同会長はまた、64か国制への拡大に強い意欲を示し、「間違いなく今回のW杯終了後に関連委員会で検討・議論される課題となるだろう。全ての国がW杯出場という夢を抱けるようにすべきだ。小国にW杯出場の機会を与えなければ、彼らは向上し続ける動機を失ってしまう」と熱く語った。
この考えに鋭く反応したのが、2002年の日韓大会を最後にW杯から遠ざかっている中国のメディア『網易』だ。「FIFA会長が明言!2030年W杯の参加チーム数を64に拡大検討!中国代表にとって絶好のチャンスか?」と見出しを打ち、次のように報じた。
「今回の48チーム制のW杯は商業面でも人気面でも大成功を収めており、さらなる拡大はほぼ確実と見なされている!業界の予測によると、これによりアジア地区の出場枠は現在の8.5枠から12枠程度に増加し、中国代表の出場ハードルが下がり、本大会進出の可能性が高まるだろう」
同メディアは一方で、「絶好のチャンスのように見えるその裏側には、中国代表の近年の悲惨な状況がある。FIFAランキング91位、アジア13番手では、2026年W杯予選におけるアジア8.5枠にすら届かない状況だ!」と説明。冷静な分析も行なった。
「アジアサッカー界の競争は激化しており、日本、韓国、イラン、オーストラリアが第一グループを堅守するなか、サウジアラビア、ウズベキスタン、ヨルダンの実力も着実に上昇し、東南アジアのチームでさえ台頭してきている。出場枠の増加は、単に予選通過のハードルを下げるだけであり、実力不足は補えない。
中国代表には、ユース育成の脆弱さ、選手層の薄さ、リーグシステムの不安定さといった問題が長期に渡って存在しており、出場枠の増加という恩恵だけでは突破口を見出すことは難しい。W杯の出場枠拡大は間違いなく好機だが、決して『救いの綱』ではない。W杯の舞台に復帰するためには、やはり実力でチャンスを掴むしかないのだ!」
北中米W杯にはアジアから9か国が参加した。しかし、グループステージを突破したのは日本とオーストラリアのみで、その両国も決勝トーナメント1回戦で敗れ、“アジアの存在意義”が問われる事態に発展した。アジア枠が再び増えれば、さらなる反発を生むことになるかもしれない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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