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転売ヤーの『ジャンプ』買い占めにブチ切れたコンビニ、まさかの対策が「神対応すぎる」と話題

転売ヤーの『ジャンプ』買い占めにブチ切れたコンビニ、まさかの対策が「神対応すぎる」と話題

原則としてコンビニでは、雑誌や漫画の立ち読みは禁止。しかし現在X上では、とある理由から立ち読みを解禁したとあるコンビニ店舗の「神対応」が話題となっているのだ。

■「立ち読み可」のコンビニ、その理由は…

今回注目したいのは、Xユーザー・蒼雉ニキ(じゃす)さんが投稿したポスト。

「すげぇ、今週のジャンプ売ってなさすぎて立ち読み禁止のコンビニで立ち読み可のジャンプ置いてた」と綴られた投稿には、コンビニ店内の雑誌コーナーで撮影された写真が添えられている。

同店舗にも「立ち読み禁止」の貼り紙が掲出されているのだが、なんと書架の『ジャンプ』表紙には「立ち読み可」という貼り紙が貼られているではないか。

こちらの詳細については「読みたい方用」「売り物ではありません」「店用」という説明に加え、「今回の件でジャンプを読めてない方が読めるように置いてます」という案内が確認できた。

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■『ジャンプ』の買い占め騒動が原因か「立ち読み可」の『週刊少年ジャンプ』画像提供:蒼雉ニキ(じゃす)さん

「今回の件」というのは、最新号に当たる『ジャンプ』2026年33号の転売騒動と見て間違いないだろう。

同号では人気漫画『ONE PIECE』の連載29周年を記念し、「ONE PIECEカードゲーム」の限定カードが特別付録として封入されている。こちらの影響を考慮し、集英社は通常より50万部増刷するが、発売1週間前から予約分が完売したり、一部店舗では抽選・購入制限が実施されるなど、不穏な空気を見せていた。

そして同号発売の13日、不安は最悪な形で実現する。全国の書店、コンビニで大量の『ジャンプ』を買い求める客が大挙して訪れたのだ。目当てはもちろん『ジャンプ』本誌でなく、付録の限定カード。

そのため、メルカリなどのフリマサイト、アプリには件の限定カードが大量に出品され、X上には不要となった『ジャンプ』が道端に投棄される写真も投稿されるなど、大いに物議を醸していた。

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■人気作品の最終回を掲載

今回の件で最もダメージを受けているのは、限定カードになど興味がなく、純粋な気持ちで毎週『ジャンプ』を買っていたファン達である。

加えて同号は、5年に渡り連載してきた人気漫画『アオのハコ』の最終回が収録されており、日頃は電子版を買っていた読者の中にも「この号は紙版で持っていたい」と考えていたファンは多い。

しかし結果として、こうした雑誌、および作品のファン大多数の手に『ジャンプ』は渡らず、作品に対する愛情や敬意など欠片も持ち合わせていない転売ヤーが買い占める事態となってしまったのだ。

そのため全国のカードショップでは、当該の付録カードの買取を拒否したり、買取金額を非常に低く設定する店舗が続出している。

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■つい先日も転売ヤーの餌食となった集英社「立ち読み可」の『週刊少年ジャンプ』画像提供:蒼雉ニキ(じゃす)さん

こうした背景もあり、前出のコンビニは「立ち読み可」という異例の対応を見せたものと思われる。

こちらのコンビニの対応を受け、Xユーザーからは「優しさの塊」「神対応が過ぎる」「良いコンビニだなぁ」「こういう店で買い物したい」など、称賛の声が相次いでいる。

集英社と言えば、つい先日も1日から開催された同社のコミックスフェア「ナツコミ」にて、購入特典の「描き下ろしメタキラカード」をめぐり、大量の転売ヤーが出現。

特典カードはメルカリに出品され、全国の書店でコミックスが乱雑に扱われ、散乱する様子が目撃されるなど、物議を醸したばかりである。

近年「斜陽」とされる出版業界において、多くの本が売れることは非常に喜ばしいこと。しかし、このような形で本が売れることを、出版社側は望んでいるのだろうか。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ
配信元: Sirabee

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