ビッグマッチとなる7・18大阪大会で、Eitaの持つGHCジュニア王座に初挑戦するBUSHI。
NOAH参戦以降、内藤哲也とのコンビでヘビー級のGHCタッグ王座戦線を主戦場としてきたBUSHIだが、王座を失ったタイミングで満を持してノアジュニアに矛先を向けた。
前哨戦では王者Eitaから直接タップアウトを奪ったうえでベルトも強奪。『N-1 VICTORY』出場権を懸けたラダーマッチにノアジュニア勢が殺到している状況にも切り込んで、Eitaにさらなるプレッシャーをかけつつ、BUSHI自身もN-1出場を見据えた――。
【BUSHIインタビュー】
――NOAH参戦以降、タッグ王者としての闘いが主体だったが、ノアジュニアにも興味はあった?
▼BUSHI「ありましたよ。今のノアジュニアには“トップ4"がいると思っていて。AMAKUSA、HAYATA、Eita、そして今は欠場してるYO-HEY。ちょうどNOAHに上がり始めた1月1日の日本武道館、高橋ヒロムとAMAKUSAのGHCジュニアの試合をみて印象が変わったよね。もちろんヒロムの実力はイヤほど知ってたけど『AMAKUSAやるじゃん』って。しかもヒロムに勝ったんだからね。俺たちは武道館でタッグベルトを巻いたからそっちに専念してきましたけど、ずっと興味は持ってましたよ」
――タッグ王座を失ったこともノアジュニアに足を踏み入れる契機に?
▼BUSHI「うん。確かにタッグリーグで清宮&晴斗希組とグッドブラザーズに負けたままだし、リベンジも宣言しましたけど、晴斗希は欠場して、グッドブラザーズも一回帰っちゃったから。やっぱりベルトを失ってしまった以上、そこでNOAHからのオファーがなかった時点で、俺たちがこのリングで起用されなくなる。だから、このNOAHのリングに上がる理由を見つけないといけなかったし」
――王者Eitaとは、これまでまったく接点はなかったが?
▼BUSHI「接点はなかったけど、DRAGONGATE時代から見てましたよ。別にファンじゃないけど。(Eitaは)NOAHに上がるようになって数年経つのかな。まぁでも“自称"ノアジュニアの顔でしょ」
――自称…
▼BUSHI「自称でしょ。タイトル歴みたら今回でGHCジュニアを巻くのが3度目なんだってね。ジュニアタッグのベルトも何度か巻いてるみたいだけど、シンプルな印象は『あぁ、そんなに獲ってるんだ』って。だから、そこまで伝わってないんじゃないの? だから“ノアジュニアの顔"って言ったって、あくまで自称。Eitaに限らず、ここ数年のノアジュニアで誰がスターなの?っていう問いに対しては?(ハテナ)しか出ないよね」
――先ほど4強と言っていたが、あくまでそのうちの一人だと?
▼BUSHI「そう。その4強のなかで誰がスターなんですか?っていう。それに今回の大阪ビッグマッチだって、ノアジュニアの選手たちは、ほとんどラダーマッチに出るじゃん。しかもN-1の出場権を目指して。Eita自身もその状況を指摘してたけど、今のチャンピオンに魅力がないから、みんな脚立に上がろうとしてるんじゃないの? それでいいのか?って」
――確かにEitaは『ラダーマッチはN-1の予選会、脚立に上がるより、ジュニアの選手だったらこのベルトを目指せ』と言っていた
▼BUSHI「俺も最初はラダーマッチに興味はあったよ。だって今回の大阪、先に内藤vs清宮が決まっちゃったから『俺とRYUSEIがあぶれるな、N-1出場権が懸かってるなら俺も行こうかな』って思った。でも最終的に俺はラダーに登ることより『GHCジュニアのチャンピオンになって改めてN-1に出たい』と思いましたね。だから逆にEitaに言いたいよ。お前はN-1に出る覚悟はあるのか?って。俺はここ半年間、GHCタッグのベルトを巻いてヘビー級と当たってきたけど、そこで挑戦してきた選手はHAYATAであり、政岡純なワケですよ。でもお前は俺というジュニアの選手がGHCタッグを持ってるいるのに、一度でもGHCタッグのベルトに興味を示さなかっただろ?って」
――ジュニアに専念することだけが、ジュニアを上げる道ではないと?
▼BUSHI「うん。ジュニアのことしか考えてない人間が“ノアジュニアの顔"でいいのか?って思うよね。お前がやらなきゃいけない“ノアジュニアの顔"としての世界観はそこじゃないでしょ?って。だって今回の大阪だって、第5試合なワケだからね。同じビッグマッチまでも、5月の両国で行われたGHCジュニア戦『AMAKUSAvsドラゴン・ベイン』はセミファイナルだったよ。『内藤vsOZAWA』より後の。そこも危機感持ったほうがいいよ。ノアジュニアの顔が第5試合でいいのか?って。だから“自称"なんだよ」
――そのEitaもHAYATAと後楽園メインを沸かせる熱闘を展開したうえで『今のノアジュニアのレベル、高いですよ?』と言っていたが?
▼BUSHI「だったら逆に『まいった』って思わせてくれって。『ノアジュニアのレベルが高すぎて俺にはついていけません。もう無理です、二度と挑戦しようと思いません』って俺が思うぐらいの試合を見せて欲しいよね」
――かつて高橋ヒロムはGHCジュニアを獲ってノアジュニアを味わったが、自身が獲って見据えるものは?
▼BUSHI「だからN-1ですよ。俺自身のキャリアのためでもあり、ノアジュニアのためでもある。狭いところでやってたら一生伸びていかないんですよ。だからジュニアのチャンピオンとしてN-1に出て『ノアジュニアここに在り』をみせたいですよね」
――期せずして内藤哲也もGHCヘビーを目指し始めていて、今度は二人がシングルのチャンピオンとしてNOAHに君臨する可能性も出てきた
▼BUSHI「逆にいえば、俺も内藤も今は“背水の陣"だってことですよ。タッグベルトを失ってNOAHから『もう結構です』って言われたらそれまでなんだから。もちろんベルトがなくても話題を創れるのが一番ですよ。前の会社(新日本)で10年間ぐらいそれをやってきたワケだけど、今は外から参戦してるワケだから。ベルトを通行手形にしていかないといけない部分もあるし、俺自身やりたいこともあるし」
――ジュニア王者としてN-1に出たら内藤哲也と闘う可能性も出てくる
▼BUSHI「まぁ、すべて“たられば"の話なのでね、想像することが楽しいのがこのプロレスの世界ですから! 大阪でほかのノアジュニアがラダーマッチに出るけど、俺は脚立を使ってN-1出場権を獲得するんじゃなくて、Eitaに勝って第63代GHCジュニアチャンピオンとしてN-1参戦表明しますよ」

