
「夢にまで見たんだ」涙の決勝弾! 前回大会無得点のアルゼンチンFWが感情爆発「父に初めてスパイクを買ってもらった日から…」【W杯】
アルゼンチン代表は現地7月15日、北中米ワールドカップ準決勝でイングランド代表とアトランタ・スタジアムで対戦し、2-1で劇的な逆転勝利。2大会連続となる決勝進出を決め、連覇へあと一歩に迫っている。
試合は55分、アンソニー・ゴードンに先制点を奪われる苦しい展開となる。それでも攻勢を強めたアルゼンチンは85分、エンソ・フェルナンデスのゴールで追いつくと、終了間際の90+2分、リオネル・メッシの正確なクロスに途中出場のラウタロ・マルティネスが頭で合わせ、決勝弾を叩き込んだ。
28歳のストライカーは試合後に涙。アルゼンチンメディア『TyC Sports』によれば、インタビューでも感情を抑え切れなかった。
ラウタロは「このゴールを決めることを夢見ていたんだ」と切り出し、「正直なところ、何と言えばいいか。信じられない気分だ。父に初めてスパイクを買ってもらって以来、ずっとこんなゴールを決めることを夢見てきましたから」と声を震わせた。
さらに、「僕がラシンに入団した日からずっとベッドメイキングをしてくれた母のためにも、ゴールや決勝戦よりもずっと価値があることなんだ」と語り、家族への感謝を口にした。
ラウタロはカタール・ワールドカップでは優勝を経験しながらも無得点に終わり、今大会はその悔しさを晴らす舞台でもあった。
「夢にまで見たんだ。誓って言うよ。アレクシス(・マカリステル)にはゴールを決めるって言っていたし、ファク(ンド・メディナ)には途中出場して勝利をもたらすと言っていたんだよ」
そう明かしたFWは、自らの人生の変化についても触れた。
「私には2人の子どもがいて、彼らが生まれてから私の人生は変わった。少しペースを落とすようにもなりましたね。今のすべてを楽しんでいる。今の私はひとりの男として、人生を謳歌しているんだ」
そして試合内容については、「このチームは自分たちの実力を示し続けている。相手は疲れていた。60分間プレッシャーをかけ続けてきたが、その後は余力が残っていなかったようだ。彼らは先制すると引いて守るようになり、そのおかげで我々は落ち着いてボールを回すことができた。そして我々はゴールを決めて、再びワールドカップの決勝の舞台に戻ってこれた」と分析した。
メッシのクロスに頭で合わせ、祖国を再び決勝の舞台へ導いたラウタロ。その一撃には、幼い頃から抱き続けてきた夢と、家族への感謝、そして前回大会で果たせなかった自身の雪辱への思いが詰まっていた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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