トロント・ブルージェイズは前半戦、ア・リーグ東地区最下位という順位で終え、後半の戦いに臨む。昨季のリーグ王者は開幕から故障者の多さにも悩まされ、45勝51敗、勝率.469の成績で折り返すなどシーズン半ばでも勢いに乗り切れていない。
だが残りの66試合を前に、ここからの巻き返しへ向け、現地メディアからポジティブな見通しも示されている。
専門サイト『JAYS JOURNAL』は後半戦の戦いを睨み、「ブルージェイズはア・リーグ東地区首位のタンパベイ・レイズに12ゲーム差をつけられており、地区連覇の可能性は極めて低い」と訴えるとともに、「しかし、ここまで苦しい戦いが続いているにもかかわらず、ワイルドカード最後の1枠まではわずか2.5ゲーム差しかない」と説いている。
ポストシーズン進出は十分に狙える位置であると力を込める同メディアは、主砲の復活にも期待を寄せる。今季、打撃不振に陥っているブラディミール・ゲレーロJr.のパフォーマンスに言及し、「ゲレーロの不振は、ブルージェイズが現在の順位に低迷している大きな要因のひとつだ」と主張する一方で、「それでも、オールスターブレイク直前にはようやく復調の兆しを見せた。最後の4試合で2本塁打を放ち、6打点を記録している」などと指摘。また、ゲレーロJr.のこれまでの実績も振り返り、「キャリアを通じて、オールスター以降の後半戦でより良い成績を残してきた」とも綴っている。
さらに同メディアは、昨季、ワールドシリーズまで勝ち上がったブルージェイズの土壇場における地力の強さを強調。「現在ワイルドカードを争う他球団の中には、若く経験の浅いチームも少なくない。終盤戦で失速する可能性もある一方、ブルージェイズはジョージ・スプリンガーやケビン・ガウスマンといったベテランが勝負どころで本来の力を発揮するかもしれない」などと見解を示す。
また、シーズンスタート当初より戦列を離れているアディソン・バーガー、アンソニー・サンタンデールの両選手も後半戦での復帰を見込めるとして、「チームにとって価値ある戦力となる可能性は十分にある」と論じている。
これらの要因がそれぞれ噛み合えば、後半戦での浮上も不可能ではないはずだ。今週末の再開から、ブルージェイズの戦いぶりが大きな見どころのひとつとなりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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