現地7月15日、北中米ワールドカップ(W杯)準決勝でサッカーのイングランド代表はアルゼンチン代表と対戦し、1-2で敗れた。
終盤までリードしながら、まさかの逆転負けとなった。前半は開始から膠着した展開となり、決定機こそなかったものの、やや優位に試合を進めたイングランドは、55分にFWアンソニー・ゴードンのボレー弾で均衡を破る。その後、トーマス・トゥヘル監督は72分にゴードンとDFエズリ・コンサを交代し、システムを4-2-3-1から5-3-2に変更。 相手の猛攻をしのいでいたものの、85分に追いつかれると、90+2分に決勝弾を許し、万事休した。
わずか7分での逆転劇に、米老舗誌『Sports Illustrated』の電子版『ON SI』が注目。まず「主要タイトル獲得の大チャンスが悲劇的な結末を迎え、責任を問われるべき点は山ほどある。この敗戦は、とりわけトゥヘル監督を苦しめるだろう。試合終盤の監督による采配が、スペインとの決勝戦への切符をチームから奪ってしまった」と主張する。
同メディアは70分まではイングランドがアルゼンチンを封じ込め、追加点のチャンスもあったと回想。ただ「トゥヘルが選んだのは、まるで数的不利に陥ったチームのような戦い方だった。このドイツ人指揮官は、アルゼンチン守備陣を脅かし続けていた数少ない選手の一人のゴードンを下げ、センターバックのコンサを投入した。突然チームは5バックとなり、試合時間が20分以上も残っていたものの、自陣深くに完全に引きこもる形をとった」と、振り返る。
イングランド指揮官の作戦について、「格下の相手なら通用したかもしれないが、前回王者相手に十分なはずがなかった。イングランドは攻撃やボール保持を完全に放棄し、コンパクトかつ必死の守備での逃げ切りを祈るしかなかった。ただ彼らは、対戦相手にリオネル・メッシがいることを忘れていた」と、批判した。
同メディアは、今大会ここまで6得点をマークしているMFジュード・ベリンガムについて、「試合を通じてアルゼンチンの激しいフィジカルコンタクトの標的となり、ボールを持つたびに激しい当たりを受けた。スペースのない状況でのプレーを強いられ、危険なスルーパスはおろか、効果的なプレーを、ほとんど生み出せなかった」と断じ、本来のパフォーマンスを発揮できなかったと分析する。
また「イングランドの攻撃の多くがサイド経由で、中央のベリンガムを介さなかったのも状況を悪化させた。ペナルティエリア内へのパス供給も極めて少なく、23歳の持ち味であるゴール前への飛び出しも脅威とはならなかった」と、チームとしてもベリンガムを活かせなかったと指摘した。
監督の判断ミスと10番を背負うアタッカーの不振、その2点を『ON SI』はイングランド敗因に挙げた。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】アルゼンチン、イングランドに2-1逆転勝ち! 2連覇目指して決勝へ メッシ2アシスト、エンソのミドルで同点、後半ATにラウタロが逆転ヘッド【W杯】
【記事】「勝負強ええなあ」メッシ→ラウタロ! アルゼンチンの逆転弾にファン熱狂「すごいクロス」「しっかり決めるの流石すぎる」【W杯】
【画像】北中米ワールドカップを華やかに彩る、各国サポーター大特集!Part.1(46枚)

