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【NOAH】副社長要求の拳王が“マニフェスト”3項目公開、丸藤も2項目に同意 GHCナショナル王座戦調印式

【NOAH】副社長要求の拳王が“マニフェスト”3項目公開、丸藤も2項目に同意 GHCナショナル王座戦調印式

 あさって(18日)に迫った大阪ビッグマッチのGHCナショナル王座戦「(王者)丸藤正道vs拳王(挑戦者)」に向けた調印式が16日、都内で開かれた。

 赤いベルトを懸けて、ビッグマッチのセミファイナルで行われる“丸拳対決"。前哨戦を通じて拳王は、NOAH改革への本気度を示しつつ「副社長の座も懸けてくれ」と要求していた。

 丸藤もこの日の調印式で「役員会で議題に上げたところ、社長の承認があれば副社長に就くことは可能。ただ“取締役"副社長だと株主総会での決議が必要」と回答し、自身の一存では決められない旨を強調した。

 それでも拳王は「小さな一歩を進めましょう」として、早くも副社長就任時の公約にあたる“拳王副社長のマニフェスト"と題されたボードを公開。「丸藤正道のSNS没収」「首都圏、月5大会以下(後楽園大会月イチ)」「ファンクラブ無料大会開催」の3項目を掲げた。

 拳王は「丸藤くんはSNSで暴走してしまうクセがある。5月、6月は首都圏での大会が多く、特に6月は後楽園が3回もあった。これではファンのクソヤローのお財布が追いつかない。そしてファンクラブは本当に大切、ファンファーストの観点から無料大会を開催したい」と説明。

 丸藤も「SNS没収」と「ファンクラブ無料大会」には同意したものの、首都圏大会の開催数制限については「会社を成り立たせるためには大会数は必要。ファンの分母を増やしましょう」と採算性とのバランスを主張。拳王も「超満員こそ最大の演出、大会数を絞って、また来たいと思わせる空間を」と返し、期せずしてNOAH改革をめぐる“公開討論"が展開された。“最終前哨戦"で議論を戦わせた二人が、大阪ビッグマッチのセミファイナルで試合を通じても“理想のNOAH"を体現する。


【調印式の模様】

※両者が調印書にサイン

▼拳王「GHCナショナルベルト。このベルトは俺にとって本当に思い入れのあるベルトだ。最多戴冠、最多防衛。この赤のベルトは俺のベルトとしてインテックス大阪、必ず丸藤正道…さんを倒してやる。そしてナショナル王者戴冠したのち、丸藤くん、いや丸藤副社長、約束したよな? 副社長の座もかけてくれる。ということで俺は今日、副社長になったらどういうふうに改革していくか、拳王副社長のマニフェストを作ってきた(とスケッチブックを取り出す) 拳王副社党のマニフェスト、まずは1番。丸藤正道のSNSを没収する。丸藤くんは本当に日本のプロレス界のレジェンド、いや世界のプロレス界のレジェンドだと俺は思う。本当に丸藤くんの功績は凄い。だが、この功績に泥を塗るようなSNSをしがちだ。そこだけは丸藤くんを守るため、そして丸藤くんの功績に泥を塗らないため、俺は丸藤くんからSNSを没収したいと考えている。俺が攻めろ攻めろ言ったのが悪かったのか、このタイトルマッチ決まって皆さん、丸藤くん、何と言ったと思いますか? 攻めの履き違い。この試合、負けた人がN-1出場権なしにしよう? 誰が見たいんだ? そんなもん。GHCヘビー戴冠者、GHCナショナル戴冠者の人たちが出ないN-1なんて誰が見たいんだよ? そういうふうに暴走してしまうクセがあるので、1番、丸藤くんのSNSを没収します。そして2番、首都圏月5大会化。いやあ、今年の5月、6月はちょっとひどかったよね。5月は両国があって後楽園も3回あって、そしてMONDAY MAGIC新宿FACEがあって。やってる側はいいが、応援してくれてるファンのクソヤローどもはどう思う? 毎回毎回、高い入場券を買って7試合、8試合。関東住んでたら、やっぱ全部行きたくなるのも当然。だけどお金は追いついてこないと思うよ。後楽園も月3回。これ楽しめる? やはりプロレス、どんな演出しても、一番の演出は超満員のお客さんだと思う。そこらへんを含めて俺はね、後楽園月1大会、そして首都圏5大会以下。ファンファーストのNOAHを進めていこうと思う。そしてファンファーストといえばファンクラブだよね。ファンクラブ無料大会を開催します。今のNOAHのファンクラブ、チケット先行発売、そしてポッドキャストぐらいしかないよね? ファンに優しいプロレスリング・ノア作りをするために、俺はファンクラブはホントに大切だ、大事だと思う。ホントにありがたいと思ってる。だからファンクラブ特典として俺は無料大会を開催したいと思う。これが拳王副社長の、俺が副社長になったら実現するマニフェストだ」

▼丸藤「GHCナショナルチャンピオンの丸藤です。まあ、拳王さんのこの言い分、非常によくわかるので、すいませんが、そのマニフェストちょっと貸してもらえますか? (スケッチブックを受け取ると)ありがとう。1番、丸藤正道のSNS没収。まあ、いいんじゃないですかね。俺が負けたら、ここはいいと思いますよ」

▼拳王「SNSは没収する。一つだけ残してあげるよ」

▼丸藤「何だ?」

▼拳王「それはnoteだ」

▼丸藤「ありがとう」

▼拳王「あれは課金して丸藤くんの好きな人しか見ない。だから何の害もない。それでちょっとでも小遣い稼ぎしといてください」

▼丸藤「どうもありがとう。それは拳王くんにも…失礼、拳王さんにも買っていただくとして。2番、首都圏月5大会以下。先ほどの考えだと、ファンの皆様が大会が多いと来るのが大変だと。確かにその意見は分かるのですが、それならばファンの分母を増やしましょう。拳王選手、ねえ。どの大会にも振り分けられるように、その限られたファンの数じゃなくて、どんどん分母を増やしてく。そういう方向性に持っていった方が客入りも多くなるし、大会も増えるし、結果、みんな幸せになるのではないでしょうか? どうでしょうか?」

▼拳王「その意見も本当に素晴らしい意見だと思う。だが、今のNOAH、現状のNOAHで後楽園ホール超満員じゃない、あのオレンジのシートが見える中、見る試合と、超満員札止めで見る試合、どちらが今後、今度リピートしたいと思うと思いますか?」

▼丸藤「でも、それはお客様が増えたから大会を増やすんじゃなくて、大会を増やしつつお客様を増やしていく方向の方がいいのではないでしょうか?」

▼拳王「もちろん、その考えも分かります。だが、先ほども言いましたよね? 超満員、大声援の中、見る試合と、超満員じゃない中、見る試合…」

▼丸藤「超満員じゃない中という考えをどんどんなくすようにしていかなきゃいけない。お客様を増やす、分母を増やす、どんどん広げていくという点では、やはり大会数というのは必要だと思うんですよね」

▼拳王「大会数が必要?」

▼丸藤「必要だと思います。そして会社を成り立たせるためには大会数というのはもちろん必要」

▼拳王「もちろん、それはホントにその通り。だけど、もう一度言ってもよろしいでしょうか? 副社長。今でも副社長」

▼丸藤「どうぞ」

▼拳王「超満員の中、見る後楽園と、少しお客様が少ない後楽園、どちらがまた来たいと思いますか?」

▼丸藤「もちろん超満員です。だからこそ毎大会超満員になるように心がけましょう。努力しましょう」

▼拳王「もちろん、そのつもりで俺はホントに動いてる」

▼丸藤「じゃあ、いいじゃないですか」

▼拳王「だけど、今いる現状の応援してくれてるファンの皆様のお財布事情、考えたことありますか?」

▼丸藤「お財布事情はもちろんです。だからこそ、その分母を増やしましょうという話です」

▼拳王「お財布事情を考えて、丸藤くん…」

▼丸藤「また“くん"に戻ってます」

▼拳王「noteなんてできますか?」

▼丸藤「noteは各選手であったりとか、私のお付き合いのために、そこで使ったりをしてます。なので、ただ自分の自由に使ってるわけではありません」

▼拳王「自由に使ってるわけではありません?」

▼丸藤「はい。私の私利私欲だけのために使ってるわけではありません」

▼拳王「何に使ってるんですか?」

▼丸藤「たとえば私たち選手であったりとか、私のお付き合いであったりとか、そういう部分に補填しております」

▼拳王「ありがとうございます」

▼丸藤「いいですか?」

▼拳王「はい」

▼丸藤「ちょっと長くなったんで次、ファンクラブ無料大会。これいいんじゃないですか。これ、いいと思います。なんのあれもありません」

▼拳王「そうなったら俺が勝っても、副社長になれなかったときに、あなたがファンクラブ無料大会開いてくれますか?」

▼丸藤「いいですね。その方向は非常にいいと思います」

▼拳王「これはもう決定しましたね」

▼丸藤「いや、決定ではありませんね。考慮します」

▼拳王「役員会で?」

▼丸藤「そうですね。あと一つ、そうだ。昨日、役員会が行われたので、副社長交代の話をしたんですけど、副社長になるということは、社長の承認があればなれるそうです。しかしながら、取締役という名がつくと株主総会、選任決議が必要になってくるので、私と社長の一任では決めれない。なので試合であなたが勝ったとしても、副社長になる可能性はあるけど、取締役副社長になることは難しいかもしれない。これがちゃんと私が議題にかけてきた答えです。よろしいでしょうか?」

▼拳王「副社長はなれるんだよね?」

▼丸藤「そうです。取締役副社長になるには株主総会でしっかり会議にかけなければいけません」

▼拳王「とりあえず小さな一歩を進めましょう。副社長になってから…」

▼丸藤「しかし、その副社長になるにも社長の承認が必要です。社長があなたのことをダメだと思ったらダメです」

▼拳王「社長! 今見てるよね? いや見てますよね? 7月18日、丸藤くんを倒したら、拳王を副社長に任命してください。よろしくお願いします」

▼丸藤「あと最後に。あ、これお返しします(とマニフェストのスケッチブックを返却) ありがとうございました。ずっと隣で一緒にやってきた拳王さんが突然、こんなふうに牙をむいたのを俺は何かおかしいな、おかしいなと思って、よく考えたんだ。おい、拳王チャンネルの中の人。あんた吹き込んだろ? 中の人、その後ろにいるあんたが『こういうこと言ったら面白いよ』、『こういうふうにしたらネタになるよ』、『こういうふうにしたら盛り上がるよ』って言って、拳王くんに吹き込んだんだろ? 余計なことして。出てこい、中の人。このヤロー」

▼拳王「丸藤くん。これ大切な記者会見だからね。そういうのはお控えください」

▼丸藤「いや、大切だから言ってんだ。俺も拳王さんのことが大切でずっと一緒にやっていきたいと思ってたのに、その仲を…」

▼拳王「犯人捜しは面白くない」

▼丸藤「そうだね」

▼拳王「口を閉じていただけますか?」

▼丸藤「やめよう」

――ビッグマッチのセミファイナル、丸拳対決でどんな試合を見せたい?

▼丸藤「俺は彼との試合ならば間違いないと思ってるし、セミだろうが、どこの位置だろうが、その大会で俺は一番の試合…これは今まで話してたことをちょっと置いておいてね。彼となら最高のプロレスができると思ってます。そのうえで勝ちたいと思ってるし、プロレスラー・拳王がリングに上がってくることを僕は非常に楽しみにしてます」

▼拳王「もちろん丸藤くんの実績、NOAHで頭一つ跳び抜けて凄いと思う。そんな丸藤くんとGHCナショナルをかけて戦えるのは本当にうれしい。去年のN-1で俺は丸藤くんに負けてるんで、この借りは必ず、このベルトをかけて倒したいと思ってる」

――黒幕の存在を指摘されたが?

▼拳王「俺に黒幕なんかいたっけ? 今まで。全て俺の考えで動いてるよね。GHCナショナル、試合内容はホントに白熱した面白い試合のタイトルマッチが多かったんだけど、やはりね、あんまり本当に攻めてないので、そこまで注目されてるタイトルマッチになってないのが俺の分析のところ。何かしら一つ火をつけたいなと思って、副社長もかけろ。守りに入ってんな、もっと攻めろ。そういう発言を黒幕じゃなく俺が考えて今まで言ってきた感じだよね」

――否定されたが?

▼丸藤「その前に、このベルトを獲ってから自分から何か行動を起こす前に試合後、必ず選手が現れる。そう、ウルフに勝ったらタダスケがすぐに現れ、タダスケに勝ったら近藤選手がすぐ現れ、近藤選手に勝ったら、すぐこの拳王さんが現れ。俺が何か行動を起こす前に行動を起こしてくれる人たちが現れたので。自分の考えみたいなものがまとまる前に決まってしまってる感はあるんですけど。今回、拳王さんなりに考えて、この副社長権限みたいなことをかけたと思うのですが、やっぱり僕的には、黒幕とは言いませんが、黒幕じゃなくて中の人なんじゃないですか? 黒幕じゃなくて中の人」

▼拳王「丸藤副社長、中の人いじりは少しすべってるのでお控えください」

▼丸藤「中の人の本名、知らねえんだ、俺。だから中の人って言うしかねえんだ。なあ、中の人」

※写真撮影後、拳王が右手を差し出すと、丸藤は恐る恐る握手

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