
フランス代表にとって3位決定戦は単なる消化試合ではない。いくつもの重要な意味。最大の注目点は...【W杯】
決勝への扉を目前で閉ざされたフランス代表。しかし、彼らの北中米ワールドカップはまだ終わっていない。3位決定戦には、単なる消化試合ではない、いくつもの重要な意味が込められている。
現地7月14日の準決勝でスペインに敗れたフランスは、イングランドとの3位決定戦に臨む。この一戦について、フランスメディア『RTL』は、その歴史的背景からチームの内情に至るまで、多角的な視点で試合の意義を報じている。
同メディアはまず、ワールドカップにおける3位決定戦の位置づけを説明。「1930年の第1回大会には存在せず、1934年に登場した」。意義としては「銅メダルと賞金が授与されるだけでなく、ファンや放送局にとって決勝戦のような特別な試合」になる。
一方で、その有用性についてはしばしば批判の対象となり、「たとえばEUROでは、テレビ視聴率や観客動員の低さを理由に、1984年以降は廃止されている」という対照的な事例も挙げている。
もっとも、今回の3位決定戦は、フランスにとって特別なゲームになるはずだ。最大の注目点は「ディディエ・デシャン監督にふさわしい有終の美を飾ることだ」。
現在57歳の指揮官は2012年に就任して以来、W杯やEUROといった7つの主要大会で、実に5回もチームをベスト4以上に導いており、その実績は驚異的でもある。「選手たちは、彼の退任を盛大に祝おうと、間違いなく意気込んでいることだろう」。
また、イングランド戦は「大会を通して出場機会が限られていた選手たちにチャンスを与えるためのもの」でもある。指揮官は、1か月以上にわたって模範的だった控え選手たちに報いるために、先発メンバーを一部入れ替えるかもしれない。
さらに、エースのキリアン・エムバペにとっては「個人的な挑戦」になる。現在8ゴールを記録し、リオネル・メッシと並んで得点王争いをリードするエムバペは、この試合で単独トップに立つチャンスをうかがう。
加えて、W杯通算得点記録でも、歴代最多のメッシの21ゴールにあと1ゴールと迫っている状況だ。「統計にこだわり、サッカー史に残る足跡に執着する選手にとって、これらの目標は決して些細なものではない」と同メディアは指摘した。
デシャン監督の門出を祝えるか、そしてエムバペは歴史に名を刻むことができるのか。フランス対イングランドの3位決定戦は、日本時間で7月19日の6時にキックオフ予定。会場はマイアミ・スタジアムだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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