
「メッシを舐めているのか」イングランド代表を衝撃敗戦に追い込んだドイツ人指揮官の “とんでもない愚策”【W杯】
[北中米W杯・準決勝]イングランド 1-2 アルゼンチン/7月15日/アトランタ・スタジアム
現地7月15日にアトランタで開催された北中米ワールドカップの準決勝で、イングランド代表が前回王者のアルゼンチン代表と対戦。1-2で逆転負けを喫した。
55分にアンソニー・ゴードンのゴールで先制したものの、72分に左サイドハーフのゴードンに代えて、DFのエズリ・コンサを投入して、守備的な5バックに変更してから防戦一方となり、85分、90+2分に被弾し、万事休した。
「腰が引けている」と、守備的な布陣にシフトしたトーマス・トゥヘル監督の各方面から批判されている。それもそうだが、守りを固めているのに、最も危険なリオネル・メッシをフリーにしてしまっているところに問題がある。
1点目のシーンはショートコーナーで難しかった面もあるとはいえ、慌ててメッシに2人が対応しに行くものの、逆にフリーになったエンソ・フェルナンデスにパスを出され、ミドルシュートを決められた。あらかじめ10番を警戒しておけば、違った形になっていたかもしれない。
決勝点の場面では、ファーストDFだったニコ・オライリーが遅らせて、ジェド・スペンスとダブルチームを組めれば理想的だった。だが、あっさり縦に行かれて、右足のピンポイントクロスを許し、ラウタロ・マルティネスにヘッド弾に叩き込まれた。
イングランドがゴール前を固めてから、メッシは右サイドに流れて、あえてゴールから離れた位置でプレーしていた。それによって、フリーになる時間を作り、チャンスメークに徹して、逆転劇をもたらしたのだ。
逆に、「メッシを舐めているのか」と言いたいぐらい、イングランドはマークが甘かった。ドイツ人指揮官の「とんでもない愚策」だったと言わざるを得ない。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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