150ヤード以内の距離のパー3は、アマチュアならミドルアイアン以下。ライもよく短いクラブで打つので「乗るだろう」と思うが「こんな短い距離なのに外した……」と残念な結果になることが多い。これには原因とコツがあると目澤秀憲コーチ。短めのパー3でボギーを防ぎ、バーディチャンスを作り出す方法をレッスンする。
乗らない原因②→テいつもピンを狙う
乗せるコツ→ターゲットエリアを楕円にすると高確率でグリーンオン!
8割乗って外した2割も楽々パーの狙い方

PGAツアーの選手でも、150ヤードは半径8ヤードは球がバラつくというデータがあります。世界トップレベルの選手がこの精度なら、アマチュアはその倍の半径15メートルまで広がるでしょう。なのに、短めの距離だからといっていつもピンを狙っていませんか?
これが乗らない原因のその2。直径30ヤードのエリアがグリーンから外れている、外れているエリアにハザードなど寄せにくい場所があればボギーを叩いてしまいます。そこで、まずは直径30メートルで狙うエリアを設定してほしいのですが、そのエリアを楕円にするのが乗る確率を大きく上げるコツ!
それを3つのステップでレクチャーしましょう。この目標設定を実践すると、乗る確率が8割まで大幅にアップするはず。2割外したとしても簡単にパーを拾える状況を作れるので、スコアアップできますよ。
STEP 1:ミドルアイアン以下は飛ぶエリアが右手前から左奥に広がる
ミドルアイアン以下は、ヒッカケて左に飛びすぎるか、ロフトが寝ているぶんこすってしまうと右にショートすることが多い。エリアは右手前から左奥にかけての楕円になるが、練習場でミスしたときはどこに飛んでいるか、事前にチェックして、自分の傾向を知っておくことが大切。
クラブが短くなるほどエリアを狭めてOK!

短い距離になるほど精度が上がるので、ボールの散らばる範囲が狭くなる。短い番手でティーショットするときは、グリーン方向に設定する楕円の広さを絞ってOKだが、これも練習のときに傾向や範囲をしっかりチェックしておこう。
STEP 2:30ヤード幅の楕円をグリーン内に設定

PGAツアーの選手でも7番アイアンは中心から8ヤードズレるので、アマチュアは倍の16ヤード、右手前から左奥までの幅が約30ヤードの楕円で狙うエリアを設定しよう。楕円の中心をピンにすると、図のようにグリーンから外れてしまうときは、楕円を左右にズラせば乗る確率を上げられる。
STEP 3:ハザードや風によって楕円の位置を調節

楕円をズラすとその範囲内にハザードや寄せにくい場所がかかるなら(青線)、さらに楕円の位置を調整(赤線)。左右だけでなく、前後に移すケースも出てくる。風でボールが流される状況も同様で、たとえば左から強い風が吹いているなら楕円をさらに左にズラす。
左手前から右奥に長いグリーンに注意!

右手前から左奥への楕円でエリアを設定するので、その反対の左手前から右奥に長い形のグリーンは要注意。右の図のように楕円がグリーンからはみ出しやすいが、どうしてもはみ出てしまうときは、バンカーや深いラフ、急傾斜など寄せにくい場所だけは避けるようにする
いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習してみてください。

レッスン=目澤秀憲
●めざわ・ひでのり/1991年生まれ、東京都出身。都内でのアマチュアレッスンだけでなく、ツアープロコーチとして河本結などを指導する若手の人気インストラクター。
構成=野中真一
写真=中野義昌
協力=熊谷ゴルフクラブ

