『G1 CLIMAX 36』北海道立総合体育センター 北海きたえーる(2026年7月18日)
Aブロック公式戦 ○後藤洋央紀vs辻陽太×
後藤が激闘の末にIWGPヘビー級王者・辻を破ってG1開幕2連勝。最年長優勝を誓った荒武者は優勝後のIWGP獲りを見据えて「後藤革命はこのG1を機にまた始まるぞ」と宣言した。
史上3人目のIWGP王者による優勝を狙う辻は7・11シカゴ大会における初戦で昨年覇者・TAKESHITAを破って白星スタートを飾った。対する2008年覇者・後藤はSANADAを初戦撃破。開幕前、SNSで舌戦を展開していた二人が星を潰し合った。
辻が離れ際のチョップ、ショルダータックルで先制し、後藤がサッカーボールキック、コーナーに追い込んでのエルボー連打で応戦しても、スライディングキック、トペスイシーダを立て続けに見舞って押し返す。後藤が時間差ラリアット、村正、バックドロップの波状攻撃に出ても、ラリアットをキャッチした辻はコンプリートショットで叩きつけ、ジャーマンで引っこ抜いた。
マーロウクラッシュを回避した後藤はラリアットをことごとく相打ちに持ち込み、リバースGTRで逆襲したが、辻はバックブリーカーからのストンプ攻撃で応戦。逆エビ固めで絞め上げる。後藤がロープに逃れてエルボーを見舞っても、エルボー一発で返り討ち。それでも後藤はエルボー合戦に持ち込み、連打を浴びせたが、辻は強烈なチョップを振り下ろして黙らせた。
それでも後藤は雄たけびを上げて立ち上がるものの、辻が掌底一発でねじ伏せる。すかさずカーブストンプを決めたが、後藤は2カウントでキックアウト。ジーンブラスターを狙って突っ込んだ辻をキャッチし、起死回生の牛殺しを敢行した。辻もすぐさまブレーンバスターボムで応戦し、串刺しジャンピングニーをグサリ。雪崩式攻撃を狙ったが、食い止めた後藤が回天で叩き落とした。
すかさず後藤がミドルキックで蹴り飛ばし、辻が立ち上がってもラリアットを振り抜く。GTWで追い討ちをかけたが、GTRは辻が阻止して逆さ押さえ込みで転がすと、ヒザ蹴り、トラースキック、頭突きを次々にぶち込む。動きが止まった後藤をSilver Liningで叩きつけた。
勝負あったかに思われたが、後藤はギリギリでキックアウト。「後藤!」コールが後押しする中、呼応するように後藤はジーンブラスターをキャッチし、昇天・改を爆発させた。GTRは辻が必死に抵抗しても頭突きを狂ったように連打。エドモンド本田ばりのケサ斬りチョップを振り下ろすと、辻もカウンターのジーンブラスターで逆襲したが、2発目は後藤がニールキックで迎撃。GTR、後藤革命を立て続けに決めて3カウントを奪った。
後藤が激闘の末にIWGP王者を撃破。試合が決すると場内は「後藤!」コールの大合唱に包まれた。マイクを持った後藤は花道を下がる辻に向かって「この新日本プロレス、お前だけが背負ってると思うなよ。この俺だって新日本プロレス背負ってんだよ」と言い切ると、「G1 CLIMAX優勝して、もう一度お前の前に立ってやる。覚悟はいいか?」と通告した。
再び発生した「後藤!」コールの中、来場を感謝した後藤は「G1 CLIMAX、最年長優勝、記録更新をしたいと思います」と宣言。「それができるのは俺しかいない。だってさ、分かるよな? そうだ。G1のGは後藤のG!」と絶叫して締めた。
バックステージで史上3人目となる全勝優勝も見据えた後藤は「後藤革命はこのG1を機にまた始まるぞ」と宣言してみせた。3戦目は7・21仙台大会のジェイク戦。これも制して快挙へとさらに歩を進める。
【後藤の話】「年齢なんて関係ねえんだよ。このG1 CLIMAX、気持ちが強い方が勝つんだ。俺も先輩方が引退されていく中で、長い時間が用意されてるとは思ってないんだよ。この一戦一戦が俺にとって本当に重要なものになってくる。っていうか俺の最後の快挙になるかもしれない。このG1 CLIMAX最年長優勝。そして、まだ全勝優勝の可能性も残ってるよな。最後まで目を離すなよ。後藤革命はこのG1を機にまた始まるぞ」
【辻の話】「(※永井に肩をかりてコメントブースに登場)後藤、言い訳はしねぇ。あんたの勝ちだ。あんたの覚悟が上回ったんだ……」

