
スペインが勝つんじゃないかな。気になるのはマラドーナ封じをメッシに応用するか。アルゼンチンは“柴田恭兵スタイル”【中山雅史のW杯決勝展望】
39歳の英雄リオネル・メッシが牽引するアルゼンチンの連覇か、19歳の新星ラミネ・ヤマルを擁するスペインの16年ぶり優勝か――。
日本時間7月20日の4時から、北中米ワールドカップの決勝が開催される。世紀の一戦の2日前、中山雅史氏が出席した「三井不動産SAMURAI BLUE 3D EXPERIENCE Presented by SAISON 日本代表OBトークショー」が行なわれた。
トークテーマは自然と、直前に控えたアルゼンチン対スペインに及んだなか、MCが「ずばり予想は?」と振ると、サービス精神たっぷりの中山氏は「松木(安太郎)さんだったら『予想はよそう』って言うと思う」と口に。来場者96人の笑いを誘った上で、「スペインが勝つんじゃないかな」と見解を示した。
「個(の能力)も組織力もあり、捕まえづらいところがスペインにはすごくある。それぞれポジションはあるにせよ、空いたところに入ってくるんですよ。入って、またパスを出したら出ていって、そこにまた別(の選手)が入ってくる。自分たちでボール持つだけかって言ったら、ディフェンスの裏にスペースがあればそこにも必ず走る。それによってラインが下がったら、その間に誰かが入ってくる。そういう連続した動きをしてるんですよね。
だから、あれだけボールポゼッション、ボールキープができるってことは、それだけの運動量があるってことなんですよね。ハードワークできてるってことなんです。誰かが出たら、そこの空いたところを誰かが埋める作業もできてるとなると、それを崩していくのは難しいのかなと思います」
ただ、一筋縄ではいかないのがアルゼンチンだ。58歳の元日本代表FWは、地元静岡の大先輩でもあるレジェンド俳優の名言を交え、こうも伝えた。
「そこはアルゼンチンです。『いや、スペイン関係ないね』ですよね。柴田恭兵じゃないですけど。『そこは関係ないだろ』って自分たちの戦い方をしっかりと前面に出して戦ってくるだろうし、当然、球際ですよね。球際のところでガツガツ来るだろうし、相手をイラつかせることもしてくるとは思うんですよ」
そしてやはり、キーマンはメッシである。抑える側のスペインにも当てはまる。
「メッシがどこにいるかはすごい重要。メッシがゴール前に入っていく時も、ずっとマークがついてないところですっーと入ってくるわけですよ。で、ゴールを決めてしまう。
スペインが特別にメッシのマークをつけるのかも気になるところです。昔、西ドイツがイタリア・ワールドカップの決勝でアルゼンチンと戦った時に、マラドーナにマンマークをつけたんですよ。どこ行くにもずっとついていくようなマンマークをつけたんですよ。それをスペインはしないと思うんですよね。どう受け渡して、あるいはそこをケアしながら戦っていくかは、非常に興味深いところです」
興味が尽きない頂上決戦。一体どんな結末を迎えるだろうか。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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