ドジャースの大谷翔平(32)が、MLB通算300号アーチを放ったのは、7月8日(日本時間)のロッキーズ戦だった。しかし、同11日のダイヤモンドバックス戦前、「オールスターゲーム辞退」が球団から正式に発表された。左膝の治療を受けるためだという。
「大谷はその日の午後3時すぎ、クラブハウスに入りました。そのときの服装は、Tシャツに短パンというラフなもの。炎症していると伝えられている左膝には、テーピングが巻かれていませんでした」(現地記者)
"仮病"を疑っているのではない。試合前、トレーナーにテーピングを巻いてもらう予定だったのかもしれない。また、ファンを心配させないためのパフォーマンスだった可能性もある。
「ただひと言、今夏の球宴で、両リーグ最多の334万1257票を集めたスターが不在となったのは残念な限りだ」(同)
代わってデーブ・ロバーツ監督が、大谷の心境をこう代弁していた。
「彼自身、目標は10月だと言っている。もちろんサイ・ヤング賞も目標の一つだろう。だが、10月に健康な状態でいること以上に優先されるものはない」
ワールドシリーズ制覇を見据えた苦渋の球宴辞退
10月とは、ワールドシリーズのことだ。3年連続で頂点に立つことがドジャース最大の目標であり、球宴辞退はやむを得ない選択だというわけだ。
とはいえ、大谷は左膝の炎症以外にも右手中指のマメ、右上腕二頭筋の負傷なども報告されており、今季は例年以上にケガに関するニュースが多くなっている。
「先発登板する日、DHを他の選手に譲り、登板翌日にリフレッシュ休養を挟むこともありました」(同)
【関連】メッツ千賀滉大が中継ぎ降格…契約破棄で今オフに日本球界復帰の現実味
最多110球の熱投と並外れた驚異の回復力
二刀流出場した4日は、2023年9月の右肘手術以来、最多となる110球を投げ込んだ。6イニング目を投げ切り、打席が回ってきたところで代打が送られた。そのとき、右上腕二頭筋に張りがあったことが明かされ、「それでも9奪三振を奪ったのか?」と驚く声と同時に「10月が来る前にガス欠になってしまうのでは?」と懸念されていた。
「その右上腕二頭筋の張りですが、1〜2カ月前の練習でそうなったそうです。大谷は『ちょっと休んだら良くなった』と笑っていました」(同)
並外れた回復力の持ち主である。
7月5日は大谷の誕生日だった。この球宴休暇によって、後半戦に本塁打が量産されそうだ。
【関連】大谷翔平に第2子誕生も左ヒザ炎症の不安とドジャースを襲う魔の2番打者呪縛
