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四大大会で2強に勝つのは無理…世界11位ブブリクがぶっちゃけた諦めの境地「ベスト4に進めれば満足して家に帰れる」<SMASH>

四大大会で2強に勝つのは無理…世界11位ブブリクがぶっちゃけた諦めの境地「ベスト4に進めれば満足して家に帰れる」<SMASH>

トリッキーなプレーと自由奔放な言動で人気を博す男子テニス世界ランキング11位のアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン/29歳)。これまでに昨季の4タイトルを含むツアー9勝を挙げ、今年1月には自身初のトップ10入りも達成した実力者だ。しかし、最高峰の四大大会については優勝を目標に戦っているわけではないと、率直に語っている。

 昨年6月のハーレ(ドイツ/芝コート/ATP500)で現1位のヤニック・シナー(イタリア)を破るなど、トップ選手とも互角に渡り合ってきたブブリク。しかしグランドスラム(四大大会)で頂点に立つには「奇跡を起こすこと」が必要で、現実的に優勝はほぼ不可能だと考えている。自分自身に正直になった結果、現在のキャリアに満足するようになったとのこと。先日応じたドイツのテニス専門紙『Tennis Magazin』のインタビューで次のように語った。

「ハーレでシナーに勝つにも、とてつもない幸運が必要だった。それがグランドスラムだとなおさらだ。シナーと(カルロス・)アルカラス(スペイン/現3位)は常に最高の状態である上に、準備も万全に整えてくる。そんな彼らに対しては、ほとんど勝てる見込みがない。個人的には、他の選手たちも優勝を諦めているようにすら感じる。もちろん僕自身もその1人だ。彼らの存在が目標そのものを変えてしまう」

 ブブリク自身、自分に過度な期待をかけるタイプではなく、まずは「現実的な目標」を設定し、その中で「予想外の好成績を狙う」方が性に合っていると明かす。事実、彼はこの数カ月間でそうした結果を残してきた。
 「シナーとアルカラスの2人が万全の状態なら、グランドスラムで勝つのはほぼ不可能だろうと、少し前にコーチとも話したんだ。だから僕の目標はベスト8、あわよくばベスト4に進むこと。それさえできれば満足して家に帰れる。自分はノバク・ジョコビッチ(セルビア/現7位)ではないし、ラファエル・ナダル(スペイン/元1位)やロジャー・フェデラー(スイス/元1位)のように優勝することはできない。負けをある程度受け入れながらプレーを続けていく必要がある」

 こうした発言もあり、彼は「プロ意識に欠ける選手」と評されることも少なくない。しかし本人は、そうした見方は自身の一面だけを捉えたものだとして、否定的に受け止めている。

「テニス以外のことも大切にしているからといって、テニスを真剣に考えていないということにはならないと思う。若い頃は純粋にテニスを楽しみ、人々にも好かれ、自分自身もそれで幸せだった。しかし、年齢を重ねるにつれて、これは自分の人生を支える“仕事”なのだと理解するようになった。プロテニス選手というのは、素晴らしいシーズンを一度でも送れば、その後10年間は経済的な安心を得られる可能性もある職業だ」

 どんなテーマにも臆することなく自らの哲学を語ってきたブブリク。そのスタンスは今回も変わることはなかった。

文●中村光佑

【動画】ブブリクが“とてつもない幸運”でシナーを破った2025年ハーレ大会2回戦ハイライト

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配信元: THE DIGEST

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