沖縄そば、そのまま食べても美味しい。
でもね、アーサー(海藻)を入れると、もっと美味しくなる。
不思議だ。
ラーメンやうどん、そば、パスタにアーサーを入れたいとは思わない。
でも、沖縄そばには「絶対」と言っていいほど入れたくなる。
……そう思っている人は多いのではないだろうか。
もしあなたが、良質なアーサー入りのそばを食べたいならば、ここに行くと良い。
「屋宜家(やぎや)」(沖縄県島尻郡八重瀬町大頓1172)だ。
クルマで那覇から30分ほどの、のどかな地域にある。
専用駐車場にクルマをとめ、隣接する店舗に徒歩で向かう。
もはやここ、食堂であると同時に、癒やしの地。
沖縄式の家屋と敷地が心を和ませるだけでなく、なにより緑豊か。
沖縄そばを食べる前から、すでに満足している自分がいる。
こんなにも素晴らしい場で沖縄そばが食べられると思うと心が躍る。
店内はかなり広く、一人客でも大きなテーブルで食べられるのが良い。
木造建築、そして大きな窓から眺める緑豊かな庭。
やはりここ、癒しの地だ。
案内されて着席したら、メニューを見て、食べたいものを決める。
注文方法はカンタン。
テーブルに置かれている注文用紙にペンで食べたい料理を記入するだけ。
その用紙を店員に渡せば注文完了。
トッピングやサイドメニューも豊富にあるので、書けば注文間違いせずに済むから便利。
この店では、アーサー入りの沖縄そばは「アーサそば」という名称になっている。
アーサそばは3種類存在する。
アーサそばの本ソーキ入り、三枚肉入り、肉ミックス入り、肉なしである。
筆者はアーサーに味覚を集中して食べたいので、肉なしを注文。
お店が推してるっぽい梅干しも注文。
そしてドリンクは、しーくぁーさージュースにした。
卓上の調味料を眺めながら料理を待つ。
島唐辛子のコーレーグースや七味唐辛子、紅生姜などがあった。
目の前にやってきたアーサそば、思った以上に、アーサだらけだった。
まさにアーサー好きにとってご褒美といえるアーサそば。
あまりにもアーサーが多すぎて、スープに溶け込み、グリーンスープと化している。
刻みネギもグリーンなので、徹底的にグリーンそば。
いい、徹底的にアーサー、いい。
食べる前から至高。
そう、立ち昇る薫りが至高すぎる。
麺をズズッとすすれば、アーサー特有の薫りと、甘味感じる出汁の薫り。
そして、その双方が味覚と嗅覚を包み込む。
実に旨味が濃くて深い。
スープはやや甘めに仕上がっていて、それが良き。
なぜなら、梅干しをかじるから。
かじるとギュンギュンくる酸味がたまらなく味覚を刺激して甘美。
優しい甘味とコクからの、パワフルな刺激。
あっまい! からの! すっぱい! そしてまた! あっまぁい!
うまい、うますぎる。
<お店の情報>
店名: 屋宜家
住所: 沖縄県島尻郡八重瀬町大頓1172
(執筆者: クドウ秘境メシ)
