現地時間7月18日(日本時間19日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズのアンソニー・デイビスが、スポーツ・ライフスタイル・フェスティバル『Fanatics Fest(ファナティクス・フェスト)』の会場で、コンテンツクリエーターのモア・マイルズとの一問一答に応じた。
「来季の新人王は誰になると予想している?」の問いにはチームメイトの「AJ・ディバンサ。簡単な質問さ」と回答。続いて「来季のスタッツとチームの勝敗予想は?」と聞かれると「スタッツはあまり気にしないけど、俺たちは40勝以上するよ」と語った。そして「何試合へ出場する?」という質問に「82」と締めくくっていた。
現在ウィザーズは3シーズン続けて19勝未満と低迷中。昨季はイースタン・カンファレンスならびにリーグワーストの17勝65敗(勝率20.7%)と苦戦している。そのため、40勝以上となると勝ち星を2倍以上まで増やさなければならない。
イーストではタイリース・ハリバートンが復活するインディアナ・ペイサーズ、ヤニス・アデトクンボを加えたマイアミ・ヒートが成績を伸ばす可能性を秘めているため、数字だけで見ればウィザーズの40勝超えは厳しいと言わざるを得ない。
ただ、ウィザーズの伸びしろはペイサーズとヒートを上回る可能性がある。というのも、このチームは昨季途中のトレードで司令塔のトレイ・ヤング、今夏にはロサンゼルス・レイカーズとのトレードでディアンドレ・エイトン、さらには6チームが絡んだサイン&トレードでクリス・ミドルトンも補強。
ロスターにはアレックス・サー、キーショーン・ジョージ、トレイ・ジョンソン、ウィル・ライリーといったヤングコアを擁する上、今年のドラフト全体1位でディバンサを指名しており、魅力的なロスターを作り上げている。
そして今年2月5日の3チーム間トレードでデイビスも獲得。208㎝・115㎏のビッグマンは、ケガのためウィザーズデビューを飾れずに昨季を終えていた。ただ、現在はウィザーズウェアを着用してワークアウトもこなしていて、来季トレーニングキャンプからチームへ合流できる見込みだ。
来季ウィザーズの予想スターターは、バックコートにヤングとジョージ、フロントコートにはディバンサ、デイビス、サーが並ぶ布陣。ベンチにもバブ・キャリントン、ジョンソン、ミドルトン、ライリー、ビラル・クリバリー、エイトンらが控えているため、決して侮れないロスターと言えるだろう。
とはいえ、33歳のデイビスが約6か月間におよぶレギュラーシーズンで82試合フル出場できるかどうかは微妙。一昨季は51試合、昨季はわずか20試合のみの出場で、キャリア14シーズンのうち70試合以上コートに立てたのは3回しかない。
来季はフロントコートの控えにエイトンやミドルトン、ジャスティン・シャンパニー、ライリーがいることもあり、フロントはデイビスへ1シーズンを通して健康体を維持してもらうべく、2連戦のどちらかで休養を与え、ケガを抱えている時は欠場させるかもしれない。
ただ、オフシーズンとはいえ、デイビスが「82」と即答したことは、この男が良好なコンディションにあることの裏返しとも受け取れる。このまま健康体でウィザーズデビューを飾って1シーズンを戦い抜くことができるなら、ウィザーズの“40勝超え”は決して不可能な道ではないはずだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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