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元NMB48・川上千尋が作詞・作曲の2曲に込めた思いとは…「私の気持ちを全力で込めた曲。きっと心に心に届くと思います」

NMB48の元メンバーで俳優の川上千尋が自ら作詞・作曲を手がけた『あいことば』と『ゼロから咲く』が、それぞれ7月22日(水)と29日(水)に配信リリースされます。さらに7月25日(土)には、大阪・HEPホールでリリースイベント『君と見る景色』を開催。今回はそんな川上に、リリースされる2曲に込めた思いや、アイドル卒業後に感じた葛藤、イベントへの意気込み、今後のキャリアについてたっぷり話を聞きました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

昨年12月の卒業コンサートで披露した『あいことば』は、NMB48での13年間の感謝と未来への思いを込めた1曲。『ゼロから咲く』は、卒業後の等身大の気持ちを、これからの季節にぴったりなさわやかなメロディーに乗せた楽曲です。

「どうしても1回、暗くなるんですよね、私」

――今回リリースする2曲について教えてください。

『あいことば』は、昨年の卒業コンサートで作詞・作曲して披露させていただいた曲を、ファンの方に届けたいという思いでリリースすることになりました。

『ゼロから咲く』は、新生活が始まったいまの私の気持ちを曲にしようと思い、作らせていただきました。

――自身で歌詞を書くのは楽しいですか?

私は、思ったことをその場で口にするのが昔から苦手なタイプなんです。それでファンの方にも、もどかしい思いをさせてしまったことがありました。でも、曲にするとこんなに伝わるんだな、という面白さを感じています。

――歌詞を書くうえで意識したことはありますか。

起承転結です。国語の授業で習ったやつ(笑)。ちゃんとストーリーとしてつながるように展開を大事にしました。

――作曲はどのように進めるんですか。

作曲は、もともとやるつもりはなかったんです。でも、レコーディングブースに入ったら、初めましての方たちの前で「鼻歌を歌ってください。いまのフィーリングで」と言われて(笑)。

フ~ン♪と歌ったら、「いまの音を曲に入れましょう」となって、できたのが『あいことば』です。『ゼロから咲く』も、お風呂場で思いついた音を鼻歌にして、作曲家の方に送りました。

――ピアノなどの楽器を使わないんですね。

そうです。“鼻ピアノ”です。1曲目のときは本当に恥ずかしかったんですけど、2曲目では、もう鼻ピアノへの恥じらいがなくなってきました(笑)。

出典: FANY マガジン
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――『あいことば』には、どんな思いを込めたんですか?

NMB48にいた13年間を振り返り、感謝や思い出、そして卒業後の未来に対する不安と希望を込めました。最初にノートに書いた文章は、誰に見せても「病んでる」と言われるくらい暗かったんですよ(笑)。アイドル時代は、本当に悔しさの塊だったので。

一緒に作ってくださった方から「もう少し明るくてもいいかもね」と言われ、「どういう気持ちだった?」とヒアリングしていただいて。そこから、最後に希望が見える部分が生まれました。

――NMB時代、どんなときに悔しさを感じていたのでしょう。

選抜に入りそうなのに入れなかったり、選抜でも下のポジションを行ったり来たりしたり。本当に、毎日一つは悔しいことがありました。当時は変な自信があったので、「なぜ自分はこのポジションなんだろう」「何が足りないのかな」と思っていて。

それこそ「もう辞めたろ」と思うこともあったんですけど、ファンの方や家族のことを考えると頑張れた。だから、冒頭の「あなたの笑う顔が見たくて」という歌詞には、感謝の気持ちが詰まっています。卒業コンサートで歌ったときも冒頭から泣きそうになりました。

――もう1曲の『ゼロから咲く』は、どんな曲ですか。

卒業後、人から「いま楽しい?」と聞かれたときに、思い描いていた道と、いまの自分とのギャップに気づいたことから生まれました。でも、いまの経験も糧になると捉えているので、「いつか花が咲くだろう」という願いを込めています。春に考えていた曲なので、桜がモチーフになっています。

――2曲とも、最終的に希望につながるんですね。

そうですね。どうしても1回、暗くなるんですよね、私。「(起承転結の)『結』がよかったらいいやろ」みたいな感じです(笑)。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

リリースイベントではサプライズも用意

――「思い描いていた道と違った」というのは、どういう違いでしょうか。

卒業後の半年間は、舞台でスケジュールが埋まり、すごくありがたかったんですけど、まだ理想とのギャップがあるんです。

やりたいことはできているんですけど、理想が高いので、どうしても勝手に悔しくなってしまうんですよ。NMB48でも、卒業する13年目にやっと自分の理想(のアイドル)になれたくらいなんです。

――理想にたどり着いても、そこにとどまらないんですね。

でも、やっぱり刺激がほしかったんですよね。悔しいと思えたほうが、「生きてるな」って感じるので。「やりきった」と思えたから卒業して、またゼロから頑張る。それで、また悔しいと思う、の繰り返しです(笑)。

悔しい自分が嫌いではなくて、むしろ好きなのかもしれないですね。悔しい最中は好きじゃないんですけど、振り返ったときに「あのとき悩んだから、いまの自分があるんだな」と思えるので。

――『ゼロから咲く』の歌詞で、気に入っているフレーズはありますか。

サビ前の「激った(たぎった)心を明日へつなげるんだ」です。自分でも、「よく“たぎった”って出てきたな」と思いました(笑)。ふだん使わないし、意味もあまり知らなかったのに、調べたら「燃えている」という自分の気持ちにぴったりだったんです。

――川上さんは、アイドル時代も卒業後も、ずっと“たぎって”いるんですね。

イヤですよね~。本当にイヤだなって思います。もうちょっと楽に、楽観的に考えられたらと自分でも思うんですけど。より燃える方向でいつも考えちゃうので、やっかいです(笑)。

――今後も、自分でつくる楽曲だからこそ表現できるものがありそうですね。

確かに、私は表向きには強くいたいタイプなので、こういうメッセージは歌じゃないと伝えられないなと思います。

本当に、落ち込んだときにめっちゃペンが進むので。落ち込み待ちですね(笑)。でも、次はずっと明るい曲も作りたいです。野球の応援歌みたいな、誰かの登場曲になってもおかしくなさそうな曲を作りたいですね。

出典: FANY マガジン
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――歌手としての活動以外に、今後のキャリアで目指すものを教えてください。

私は高畑充希さんみたいな俳優を目指しているんです。身長も同じぐらいで、舞台もされていて、さまざまなことに挑戦しながら実力もある。本当に理想です。

それにプラスして、いままで培ってきた阪神タイガースのお仕事や、吉本だからこそのバラエティの仕事など、NMB48で鍛えられたものも続けていきたいと思っています。

――俳優として磨きたい部分はありますか。

言葉に抑揚をつけることです。私は、ふだんから「ほんまに思ってる?」と言われるタイプなんですよ。しかも、本当に思っているときに言われるんです(笑)。

特に舞台だと、後ろのほうの席は声だけで認識されることもあるので、声に命を宿さないといけない。だから、役にのめり込み、集中を切らさず、相手の気持ちにきちんと寄り添って演じられる俳優になりたいです。

――7月25日(土)に大阪で開かれるリリースイベント『君と見る景色』は、どんな内容ですか。

前回のイベントはトークが中心でしたが、今回は久しぶりに私が歌う姿を堪能してもらえると思います。リリースする2曲以外にも、アイドル時代の私を感じてもらえる曲や、ほかのアーティストさんのカバーもやるので、挑戦的な内容です(笑)。アイドルのときのように、コールもバンバンしていただけたらうれしいです。

あと、サプライズの発表をしようと思っているので、その部分でも楽しんでもらえるんじゃないかと思います。

――グループとソロでは、歌うときの感覚は違いますか。

アイドル時代は、1人で歌うパートがあると気持ちよく歌えていたんです。でも、いざ1人になると、いろいろなことが気になって、緊張するようになりました。

グループでは、曲中にメンバーとアイコンタクトを取るだけで自然体になれたんですよね。いまはプレッシャーがありますけど、そのぶん、終わったあとの達成感も大きいと思います。

出典: FANY マガジン
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――最後にファンに向けて、曲のアピールとリリースイベントに向けた意気込みをお願いします。

『あいことば』と『ゼロから咲く』は、私の気持ちを全力で込めた曲です。アイドル時代から知ってくださっている方も、これから応援したいと思ってくださる方も、新生活に悩んでいる方も、きっと心に届くと思います。

イベント当日は、歌とその場でしか楽しめないサプライズを、一緒に楽しんでもらえたらうれしいです!

配信元: FANY Magazine

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