
キネマシトラス15周年記念TVアニメ「さよならララ」(毎週日曜夜0:30~ほか、TOKYO MXほか)の小出卓史監督とオープニングテーマを手掛けたいきものがかり・水野良樹による対談映像が解禁された。
■制作初期から共有していた不安と“混沌”
企画の初期段階から手を取り合って制作を進めたという2人。「アニメになるのか、うまく作れるのか、楽曲をどう頼んで、どうオープニングになるのか一個も分からなかったので、不安だらけで何回も打ち合わせをした」と当時の心境を語る小出監督に対し、水野は「原液の状態の監督の考えに触れることができたのが良かった。生まれる以前に片足入っているところでお話ができて、“混沌”を共有したということが実はすごく大事だったのかなと思う」と、最初期から作品に携わっていた意義を振り返った。
■楽曲「さよならララ」がもたらしたエールと作品へのアプローチ
完成した楽曲「さよならララ」の第一印象について、小出監督は「こんなに上手に読み解いていただいて、こんなに消化していただけるんだと正直驚きました」とコメント。「“合わせる”と“寄り添う”って違うんだよなと。合わせに行くと必ず縮小して、パワーを失ってしまうところを、“寄り添う”っていう形でシンクロしていけば広がりを持つ可能性がある」と語り、「うちの画は他の作品の画と若干違うんです。そういう雰囲気を作るのにとにかくすごく不安な戦いをしていたところで、エールをもらったような曲だった」と、楽曲が制作の背中を押してくれたことを明かした。
一方の水野は、「自分が人魚であるっていうことをどこか否定していかないと前に進めない、という物語性がある。そこをうまく描けたらいいなと思った」と、童話「人魚姫」の持つテーマを独自の視点で捉えて楽曲へ落とし込んだプロセスを明かしている。
■「自分の物語を生きる難しさ」を音楽へ昇華
終盤、小出監督は「人魚姫という童話、物語は人魚の物語だけど、実は人間の物語で、実存の物語だと思っているんです」と作品の核心に言及。それに対し、水野は「自分の物語を生きるって結構難しいな。こんなにもSNSがあってつながってしまう中で、ちゃんと“さよなら”を言うのってすごい難しいな。自立した大人が自立した別れをするってめちゃくちゃ難しいことだな。難しいっていうことは歌になるなと、自分の中で転換していって、それを曲に落とし込んでいくという作業でした」と楽曲に込めた熱い思いを締めくくっている。
※「さよならララ」小出卓史監督&いきものがかり・水野良樹による対談映像をWEBザテレビジョンで掲載中

