『G1 CLIMAX 36』宮城・仙台サンプラザホール(2026年7月21日)
Aブロック公式戦 ○SANADAvs辻陽太×
SANADAが値千金の辻撃破で今G1初勝利。正攻法を続けていたもの、最後の最後で金的攻撃を決めてダーティに3カウントを奪った。一方、IWGPヘビー級王者の辻は2連敗で、屈辱の黒星先行となった。
6・14大阪城ホール大会で5ヵ月ぶりに復帰してG1に臨んだSANADAだったが、開幕2連敗といきなりつまずいてしまった。一方、王者としてG1制覇を狙う辻は、初戦で前回覇者・KONOSUKE TAKESHITAに勝利し、会心のスタートを切ったものの、2戦目に後藤洋央紀に敗北。どちらにとっても立て直しを狙う大事な3戦目となった。
辻は2023年の凱旋帰国後にSANADAとIWGP世界ヘビー戦、G1公式戦で対戦したものの連敗。昨年のG1公式戦でようやくシングル初勝利を挙げていた。
SANADAはど派手な金色のコスチュームで登場。HOUSE OF TORTURE得意の反則やラフファイトはほとんど見せず、首攻めで先制する。エプロンに両足を引っかけての場外ネックスクリューで王者に大ダメージを与えると、しつこくドラゴンスリーパーを仕掛け、Skull Endで絞め上げた。チャンスと見たSANADAは自ら技を解き、ラウンディングボディプレスを投下。辻がギリギリでキックアウトすると、デッドフォールで勝負に出る。
辻はこれを側転で切り返すと、オコーナーブリッジも上手くしのぎ、ヒザ蹴りからカーブストンプにつなげて逆襲。ジーンブラスターの体勢に。SANADAはフランケンで切り返し、再度のジーンブラスターも読んでデッドフォールで突き刺すも、辻はギリギリでキックアウトした。大「SANADA」コールのなか、SANADAはシャイニングウィザードを後頭部にぶち込み、正面からも放つが、足をキャッチした辻はドッシリと腰を落としての逆エビ固めで絞めに絞める。
ギブアップしないとみるや、強引に抱え上げるが、SANADAは必死の抵抗。先読み合戦からシャイニングウィザードを正面からねじ込むと、再びラウンディングボディプレスへ。避けた辻はSANADAが着地した瞬間、ジーンブラスターを突き刺した。SANADAがギリギリでフォールを返すと、辻はファイヤーブラスターで勝負に出る。
読んだSANADAはドラゴンスリーパーに捕らえると、そのままぶん回してからSkull Endへ。辻も裏をかいて背後に丸め込むと、リストクラッチしてシルバーライニングで投げようとするが、ここまで正攻法を続けていたSANADAは突然態度を豹変させる。レフェリーとの交錯を誘い、死角が生まれた瞬間、急所蹴りをズバリ。デッドフォールで叩きつけて3カウントを奪った。
SANADAが最後の最後で急所蹴りを使い、辻を無法撃破して価値ある1勝を獲得。一方、辻は王者として屈辱的な2連敗となった。
SANADAは5ヵ月間欠場するきっかけとなった右腕ともう一方の左腕の厚みを示しながら、「全然違うだろ?」と語ると、「人間、1回どん底に落ちてからが本当の勝負なんだ」と言葉少なに決意を告白した。一方、2連敗となった辻は「大切なものを捨ててまでも勝つ。大事なものを守るためなら。それが今日のSANADAだった」と素直にSANADAを称えた。
次戦は7・25大田区大会。SANADAはジェイク・リー、辻はメインで鷹木信悟と対戦する。
【SANADAの話】「(※左肩と右肩の厚みを交互に示して見せ)全然違うだろ? 人間、1回どん底に落ちてからが、本当の勝負なんだ」
【辻の話】「(※股間を押さえて床に座り、しばらく荒い息を吐いて)大切なものを捨ててまでも、勝つ。大事なものを守るためなら。それが今日のSANADAだった。(※首筋を押さえながら立ち上がり、控室へ)」

