『G1 CLIMAX 36』宮城・仙台サンプラザホール(2026年7月21日)
Aブロック公式戦 ○大岩陵平vsグレート-O-カーン×
オーカーンの執ような脇腹攻めに苦しんだ大岩だったが、最後は一瞬のスキをついて押さえ込んで逆転勝利。今G1で2勝目を手にした。
1勝1敗で並ぶ大岩とオーカーンが公式戦で対戦。大岩は7・18札幌大会での鷹木信悟戦で右脇腹を痛めており、7・19札幌大会での前哨戦ではオーカーンにそこを狙い撃ちにされたものの、「どんだけ痛くても、アバラにヒビが入っていようが、筋肉断裂しようが、最後まで諦めないヤツが勝てるんだっていうことを、次、グレート-O-カーンとのシングルで証明したい」と意気込んでいた。
大岩は脇腹にテーピングを巻いて登場。オーカーンはゴングを待たずにそこを蹴りつけて奇襲する。大岩も低空ドロップキックを皮切りに左ヒザ攻めを仕掛けるが、オーカーンは場外戦になると、腹部から鉄柵に投げつけて鎮圧。パイプイスを手にすると、容赦なく脇腹と背中を痛打した。その後もオーカーンは脇腹に攻撃を重ねる。
大岩はDDTで挽回すると、左足攻めを再開するが、脇腹へのダメージからテンザンスープレックスを決められない。オーカーンは脇腹をアイアンクローで絞め上げて、そのまま強引に場外に投げ捨てると、場外でも執ように暴行。設置したパイプイスにうつぶせで大岩を固定すると、別のイスで殴りつける。
倒れ込んだ大岩はリングアウト寸前で滑り込んだものの、オーカーンの攻撃は止まらない。剥き出しになったコーナー金具へのホイップには失敗したものの、THE GRIP狙いをガードし、腹部を二段蹴りで蹴りつけた。テーピングを引っぺがすと、脇腹をアイアンクローで絞めに絞める。
「大岩」コールが発生すると、大岩は必死に抵抗。天山広吉ばりのモンゴリアンチョップで反撃に成功すると、左腕のラリアットを振り抜き、テンザンスープレックスで引っこ抜いた。オーカーンの反撃を切り抜けてスリーパーに捕獲し、THE GRIPの体勢に。
オーカーンはレフェリーを盾にして防ぐと、脇腹からコーナー金具に叩きつけ、金具めがけてエリミネーターを強行。大岩がフォールを返すと、正調エリミネーターを狙う。しかし、間一髪で防いだ大岩はコーナー金具に投げつけて報復すると、ロイクラッチで押さえ込んで逆転勝利をもぎ取った。
手負いの大岩が2勝目。怒りのオーカーンはパイプイスを持ち込もうとエプロンに上がるが、大岩はTHE GRIPで叩き落として意地を見せた。気になる脇腹の具合は「昨日、一日休んでアバラちょっとよくなったけど、まあ一日じゃ正直限界あるし、痛みもまだ完全になくなったわけじゃない」というものだが、「こんだけ逆境でも最後までね、プロレスって丸め込みでも何でも3カウント獲った方が勝ちだから。特にG1なんて勝敗がね、1勝1勝、この先の展開にかかってると思うから」と逆転でもぎ取った2勝目に胸を張った。
次戦は7・25大田区大会。Yuto-Iceとの対戦を控える。大岩は「お前も首、痛めてんのか知らねえけど、お前だって狙ってこいよ。ここ狙ってこいよ。俺だってお前の痛めてるとこ狙ってやるからよ」と投げかけつつ非情の首攻めを予告していた。
【大岩の話】「おー! (※声を上げながらインタビュースペースに来ると床に座り、右脇腹を押さえながら)やっと、2勝目っすね。今年の『G1』、どこどこが痛いとか言ってもね、みんな何かしら満身創痍で闘ってると思うんすけど、テーピングしたら、そりゃあ狙われるのはわかってるよ。(※体の角度を変えて、また戻って)その上で、こっちだって作戦考えて試合組み立ててんだから、まだまだ負けるわけいかねえだろ。(※床に顔をつけて少し苦しそうにして、体を起こしあぐらをかきながら)昨日、1日休んでアバラちょっとよくなったけど、まあ1日じゃ正直限界あるし、痛みもまだ完全になくなったわけじゃないけど、今日の、今日の勝ち、見たでしょ? こんだけ逆境でも、最後までね、プロレスって、丸め込みでも何でも3カウント獲った方が勝ちだから。特に『G1』なんて、勝敗がね、1勝1勝、この先の展開にかかってると思うから、(※片ヒザ立ちになり)そういう丸め込みだったり、1個武器があるだけで、自分は心強いっすよ。(※立ち上がって)でも次、大田区の初日でYuto-Iceだな。オイ、お前も首、痛めてんのか知らねえけど、お前だって、狙ってこいよ。(※右脇腹を差して)ここ、狙ってこいよ。俺だってお前の痛めてるとこ、狙ってやるからよ」
※オーカーンはノーコメント

