最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
さらばマイティマウス…「デカいのがいいか」と言って色紙いっぱいにサインをしてくれたケビン・キーガン、人懐こい笑顔が忘れられない【追悼コラム】

さらばマイティマウス…「デカいのがいいか」と言って色紙いっぱいにサインをしてくれたケビン・キーガン、人懐こい笑顔が忘れられない【追悼コラム】


 昨日の朝、目が覚めて寝床の中でスマホのニュースを何気なくスクロールしていると「ケビン・キーガンさん死去」の文字が飛び込んできた。享年は75歳で、がんで闘病中だったという。ショックだった。大好きな選手だったからだ。

 小柄なアタッカーはエネルギッシュにピッチ中を駆け回り「マイティマウス」の愛称で親しまれた。アニメのスーパーヒーローであるネズミにあやかったものである。リバプール(イングランド)やハンブルガーSV(当時は西ドイツ)、そしてイングランド代表などの攻撃の先頭に立った。

 初めて“生の”キーガンを見たのは1980年2月、大改修が施される前のウェンブリースタジアムで行なわれたイングランド対アイルランドの欧州選手権予選だった。本来なら前年秋の実施だったが、確か濃霧のために延期となったと記憶している。すでに予選突破を決めていたイングランドだが、キャプテンのキーガンはいつもと変わらぬ全力プレーを披露し、2-0で勝った試合の全得点を挙げた。チップキックで相手GKの頭上を越す芸術的なゴールだった2点目が、特に印象に残っている。

 FIFAワールドカップ(W杯)にも出るには出たが、インパクトは残せなかった。スペインで行なわれた1982年大会。大会前の怪我の影響で出番が回ってきたのは、2次リーグ最終のスペイン戦。イングランドは準決勝進出のために2点差の勝利が必要だった。スペインを攻めあぐねるなか、キーガンに白羽の矢が立ったのは64分。マドリードのサンチャゴ・ベルナベウに詰めかけたイングランドサポーターの期待は一気に高まったが、訪れた決定機をものにできずスコアレスドローに終わる。西ドイツに次ぐグループ2位となり、大会を去った。これが彼にとって“スリーライオンズ”(イングランド代表の愛称)での最後の試合となった(63試合・21得点)。
 
 その翌1983年、初来日を果たしている。W杯後にフットボールリーグ1部(現プレミアリーグ)のサウサンプトン(イングランド)から同2部(現チャンピオンシップ)のニューカッスル・ユナイテッド(イングランド)へ移籍し、その一員としてキリンカップサッカー83に参加した。初戦の日本代表戦では先制点を決めるなど4-0の快勝に貢献。相変わらず精力的に走り回ったキーガンは、チームを優勝に導いた。

 思い出深いのは、この大会のウエルカムレセプションでのこと。メディアも招待されたこの席で、筆者がキーガンにサインを求めると、彼は「デカいやつがいいか」と言って、色紙いっぱいに書いてくれた。その気さくで飾り気のない態度、人懐こい笑顔が忘れられない。

 イングランド代表監督も務めたキーガン(1999~2000年)。終わったばかりのW杯で、イングランドの後輩たちが奮戦する姿を病床で見ることはできたのだろうか。またひとつ、サッカー界の巨星が墜ちた。今はその冥福を祈るばかりである。

文●石川 聡
【画像】絶世の美女がずらり! メッシ、ヤマル、ベリンガム、ハーランドら超大物に寄り添う“美しすぎる妻&恋人たち”を厳選紹介!

【動画】乱闘の発端となった決定的瞬間…モリーナが通り過ぎるロドリの胸部にパンチを見舞う!

【画像】上田綺世、谷口彰悟、長友佑都、柴崎岳…新旧日本代表を支える“女優&モデル妻たち”を一挙紹介!
配信元: SOCCER DIGEST Web

あなたにおすすめ